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新たなつながり、新たなきっかけ「依存症を知るセミナー中国・四国キャラバン」前半レポート

2018年08月25日 (土)

今回の活動ブログは、8月上旬に4都市で開催した「依存症を知るセミナー 中国・四国キャラバン」について。
 
ワンネスグループ本部スタッフ(依存症相談ダイアル担当)の真篠剛がセミナーの様子をレポートします。
 

 
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8月と9月の2度に分けて、中国・四国地方全県で開催する「依存症を知るセミナー 中国・四国キャラバン2018」
 
8月は、10日からの4日間、ワンネスグループ共同代表の三宅、大橋(GARDEN奈良スタッフ)、そして私真篠の3名が、鳥取(鳥取市)、岡山(岡山市)、香川(高松市)、徳島(徳島市)の4都市に伺いましたので、その時の様子をレポートします。
 
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ワンネスグループでは昨年1月、徳島県にて公益社団法人成年後見センター・リーガルサポート徳島支部主催の勉強会が開催され、三宅と真篠が講師として登壇し、その後、徳島市、高知市にてセミナーと相談会の開催をしました。
しかし、今回のような大きな規模のキャラバン開催は初めてとなります。
 

初日の鳥取会場のほど近くにある鳥取砂丘
 
 
今年の中国・四国キャラバンは全会場で午前と午後の2部構成で行うことになりました。
 
第1部は「家族向けセミナー」、第2部は「メインセミナー(依存の背景にある生きづらさ)」で、各回終了後には個別相談会を実施。
 
各会場とも、依存症者ご本人やご家族、また行政や医療機関、福祉事業所などで依存症者との関わり合いを持たれている職員の方など、他地区のセミナー同様に様々な立場の方に足を運んで頂きました。
 

 
 
「家族向けセミナー」は 依存症による問題行動やトラブルが発覚した際の周囲の家族のかかわり方、その際の大切なポイントなどをワンネスグループの依存症回復支援の現場で行われている具体例を紹介しながらお伝えしました。
 
「メインセミナー」では 体験談も交えながら依存の背景にある「生きづらさ」を知ることで、ご本人の回復のみならず、家族関係や、依存症にならないための生き方など、依存症予防・啓発に活かしていける部分もお伝えしました。
 
今回のセミナーを通して、各会場にご参加いただいたご家族や援助職の方とお話しする機会があり、その中で感じたことは、「依存症になってしまってから」の支援や議論は各地域で(全国的にも)増加傾向にあり、回復資源も増えてきているように感じました。
 
しかし、「依存症にならない」ための支援や「生きやすさ(予防・再発防止の要素)」については、まだまだ手探り状態だったり、今ある地域の資源を依存症問題解決にどう活かしていくかなど試行錯誤している、という声もありました。
 

徳島会場から見えた阿波踊りの桟敷席 (時間の都合で、踊りは見れませんでした…。)
 
 
「生きづらさ」は依存症になっていく当事者の方に限ったことではありません。実は、イネーブリング(依存の手助けをしてしまう)傾向の強い家族の方にも、家族の方の「生きづらさ」が影響している場合が多いと考えられます。
 
普段、相談ダイアルでお話を伺うなかでも感じるのですが、即効性のある解決を求める当事者や家族の方ほど、依存の背景にある「生きづらさ」を見つめる機会が少ないように感じます。
結果、表面上の問題(健康面、金銭面、事件)の解決には力を注がれるのですが、内面の部分までケアすることが出来ず、再発を繰り返したり、なかなか根本的な問題解決に至らないケースが多いように感じます。
 

(香川会場ではテレビ局の取材を受けました)
 
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今回、ある会場の「家族セミナー」に参加されたご家族の出来事です。
 
帰宅後、セミナーで学んだ関り方を依存症者ご本人に実践してみたところ、数日後、そのご本人から相談ダイアルに電話があり、抱えているしんどさや孤独感を話してくれました。
 
電話相談1回だけで、全ての問題は解決はしません。しかし、依存に苦しむご本人に1つ新たな選択肢が増えました。
家族の働きかけで、ご本人が何かしら関心を持たれたことは大きな一歩だと思います。
 
ご本人にとっても、ご家族にとっても「これから何をしていくか」のきっかけになりました。
 

※画像をクリックするとチラシをご覧頂けます。
 
 
「依存症を知るセミナー 中国・四国キャラバン」は、9月に後半を迎えます。
9月21日の高知(高知市)から始まり、愛媛(松山市)、広島(広島市)、山口(山口市)、そして島根(松江市)の5か所で開催します。
もちろん、各会場では個別相談を受け付けています(要事前予約)ので、宜しければご活用ください。
 
解決策が無くいまだ苦しんでいるご家族、回復の行動は始めているものの、なかなかうまくいっていないご家族・当事者・支援者も含め、今回のキャラバンを「きっかけ」として状況が良い方向に向かっていくことを願っています。
 
9月も皆さまのご参加をお待ちしております!
 

 
 
◆9月開催(高知・愛媛・広島・山口・島根)のお知らせ
 
・全会場とも参加無料
・セミナーのみの参加は事前予約不要
・無料相談ご希望の方は要事前予約(第一部、第二部とも4組限定)
 
【高知・高知市】9月21日(金)
会場:高知県立県民ホール 第3多目的室
住所:高知市本町4-3-30
 
【愛媛・松山市】9月22日(土)
会場:松山市民会館 第4会議室
住所:松山市堀之内
 
【広島・広島市】9月23日(日)
会場:安佐南区民文化センター 中会議室
住所:広島市安佐南区中筋1-22-17
 
【山口・山口市】9月24日(月・振休)
会場:山口県教育会館 会議室Ⅰ
住所:山口市大手町2-18
 
【島根・松江市】9月25日(火)
会場:島根県労働会館〔ろうかんROKAN〕小会議室402
住所:松江市御手船場町557-7
 
■ 各会場内容(全会場共通)
・10:30~11:30 第1部「家族向けセミナー」
・11:30~ 個別相談会(4組限定/要事前申込)
・14:00~15:30 第2部「メインセミナー」
・15:30~ 個別相談会(4組限定/要事前申込)
 
■個別相談の事前申込み・お問合せ先
・電話:0120-111-351(月~金 10:00~17:00)
・メール:info@oneness-g.com (24時間送信可能)
※ メールには 相談希望会場名、相談希望の時間帯(1部or2部)、お名前、連絡先、誰の何の相談(簡単に)か、明記ください。
 
 
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<セミナー参加者の感想 (一部の方のご紹介)>
 
・依存症経験者ということで、真に迫ったというか、生の声というか、うわべだけの声でない説明で、有難かった。(鳥取会場・女性・50代・会社員)
 
・薬物やアルコール等の依存を考える際に、その背景にある生きづらさの観点も含め、その人がその人らしく、その後の人生を歩むことが出来るようにプログラムが行われていることを知れて良かった。(岡山会場・女性・20代・大学院生)
 
・家族として参加したが、私自身も生きづらさを持っていて(ACの自助グループ通ってる)、今日の話は自分の心に響き、皆一緒なんだなと思えました。(岡山会場・女性・50代・自営業)
 
・「生きざま」が一番心に響きました。一緒に頑張っていこうと思いました。ありがとうございました。(岡山会場・女性・60代・飲食業)
 
・回復についての具体的なプロセスが聞けて良かったです。(岡山会場・女性・40代・医療職)
 
・当事者同士が深くかかわり、支え合いながら生きていこうということがわかり、素晴らしい取り組みをされていると思いました。そこに本気で向き合うスタッフの方々の努力にも尊敬します。ありがとうございました。(香川会場・男性・30代・看護師)
 
・支援者として午前・午後と参加させていただきましたが、自分自身も「生きづらさ」のチェックリストに当てはまる部分が多かったです。誰もが依存症になる可能性があると思いました。(香川会場・女性・50代・保健師)
 
・家族も体力が必要なこと、そのための方法を教えてもらった。家族も支援者も、依存やイネーブリングの根底にある生きづらさに目を向けないといけないことがわかりました。(香川会場・女性・40代・地方公務員)
 
・依存症=解決困難、と支援者ですら身構えている部分があったが、当事者の生きづらさや周囲のご家族の感情に目を向ける大切さに気付けた。(香川会場・女性・30代)
 
・当事者は回復をスタートしているが、もっと早くかかわり方を学んでおけば、家族も対処の選択肢が増えると思った。(徳島会場・女性・50代)
 
・家族が断酒に取組んでいるが、なぜ依存してしまうのか?少しだけわかった気がする。(徳島会場・女性・40代)
 
・「生きづらさ」にどう対処してきたか、当事者の話を聞けて良かった。次回はどのように生きたいか、考えるきっかけになる講演をしてほしい。(徳島会場・女性・60代・看護師)
 
・若い方たちのために頑張ってください。心に届き大変参考になりました。(徳島会場・女性・70代)
 
 
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【ワンネスグループの依存症相談窓口】
~ギャンブル・アルコール・薬物などの依存でお困りの方、ご家族の方へ~
 
自身の依存経験と支援経験、そして専門的知識を持ったスタッフが対応します。
ご相談の秘密は守られます。安心してご相談ください。
 
<依存症相談ダイアル>
電話番号(通話料無料):0120-111-351 (受付時間:月~金曜日/10時~17時)
 
<依存症sosメール相談>
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