2020.09.05
「やんばる」の偉大な自然・文化を全身で感じる ~ 沖縄施設の野外プログラムから~
今回の活動ブログは、沖縄施設の野外プログラムの様子をレポート。
セレニティパークジャパン沖縄 CURAデイケアセンター(那覇市)スタッフの小宮幹貴が、印象的な風景とともにお伝えします。
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新型コロナウィルスの影響により室内で過ごす時間が多く、安心して自然を体感し、適度な運動にもなるような事は無いかと考えてた際、パッ!と「大石林山」が思いつきました。
知り合いにとても良い場所だと聞いていたため、訪れてみたい気持ちは常に頭の片隅にあったのですが、いつでも行けるだろうとも同時に考えてしまい、存在を知ってから約1年半経過していました。
職員やクライアントの皆さんに聞いてみた所、誰も訪れたことが無かったので、思い立ったが吉日!この機会に現地へ向かいました。
沖縄の神話に出てくる、開闢の神アマミキヨによって創られたと言われている聖地、「安須森」の一部の大石林山。琉球王国時代には王家の繁栄、五穀豊穣、航海安全をこの地で祈っていたそうです。
2億年前の石灰岩層が隆起し長い歳月をかけて侵食された四連の岩山があり、古くは、シノクセ、アフリ、シジャラ、イヘヤと呼ばれているそうです。
大石林山はイヘヤ、シジャラを巡り、またヤンバルの大自然を感じられる場所です。
実際に訪れてみて、山頂からの絶景を観たり、鳥や虫の声に耳を傾けたり、ガジュマルが生い茂る中を歩く事により肌感覚で日なたとの差を感じたり。適度な運動と自然が生み出す素晴らしさを感じ、心身ともに健康である事を感謝し、エネルギーが満たされました。
特にガジュマルがある森林を歩いた際には、ひんやりと心地良いのですが、体の内側では温もりを感じました。とても不思議な感覚なのですが、穏やかで神秘的なものを感じました。
大石林山もとても素晴らしい場所なのですが、すぐそばに「安須森御嶽」という祈りを捧げる聖地は大石林山とはまた別の所にあるようです。そこは険しい道のりらしいので、別の機会に少人数で訪れてみようと考えています。
クライアントの皆さんも、海とは違う自然に触れた事で、様々な事を感じ取ったようでした。ネットで簡単に情報を目に出来る時代ですが、実際に体験し、全身で様々な事を感じる事を大切にする事で、Well-beingを高めていけると実感してもらえると幸いです。
「大変そう」と思う方がいらっしゃるかもしれませんが、大石林山は、駐車場から散策コースまでバスで運んでくれます。バリアフリーのコースも用意されており、とても散策しやすいので、是非一度訪れて、沖縄の文化と自然を肌で感じてみてはいかがでしょうか?
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