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「新しいつながり」をもっと多くの方に！　～ワンネスグループが「保護犬」イベントを応援～

ワンネス財団活動ブログ

2017.04.15

「新しいつながり」をもっと多くの方に！　～ワンネスグループが「保護犬」イベントを応援～

ブログをご覧の皆さんは「保護犬」を救うための取り組みをご存知でしょうか？

全国で様々なグループが活動をしていますが、このたび依存症治療共同体ワンネスグループの施設を利用していただき、イベント開催を応援しました。その時の模様を、グループ奈良本部スタッフの真篠がレポートします。

4月9日（日）、ワンネスグループの奈良施設にて「ほごいぬミーティングin奈良」が開催されました。当日は雨空にもかかわらず、近隣の住民の方々も含め、多くの方にご来場いただきました。

「ほごいぬミーティング」とは、動物愛護団体Dog’s Smileさんが毎月1回主宰しているイベントで、迷子になって飼い主が現れなかったり、飼育放棄されてしまった犬たちを保護し、新しい家族を探すためのイベントです。会場に集まった保護犬達は、普段はDog’s Smileのメンバーの方の家庭で一緒に生活をしています。

今回のイベントは、私たちは平日日中にプログラムルームとして使っている場所を全面開放し、会場内は20匹以上の保護犬たちと新しい家族候補の来場者で賑わいました。会場外ではテントを設営しドッグケア用品の物販も行われました。

依存症治療共同体ワンネスグループでは、毎月、ドッグケア（犬とのふれあい、世話やかかわり方を学ぶ）プログラムがあり、奈良の施設では3匹の犬たちが一緒に生活しています。また、沖縄の施設では、以前Dog’s Smileさんから紹介していただいた保護犬だった2匹の柴犬を引き取り、元気に生活しています。

イベントの最後に、動物愛護団体Dog’s Smileの皆さんと共に、当日運営のサポートで参加した依存症治療共同体ワンネスグループ・ガーデンでスタッフ研修をしている森田が参加者の前で挨拶をさせていただく機会がありました。

「僕は保護犬の譲渡会と聞いて、昔、保健所に連れて行かれる前の犬を思い出し、もっと暗いイメージをしていたんですが、実際今日のみなさんの活動をみて、みなさん一人ひとりが、もの凄く明るくて、エネルギッシュで驚きました。そして、パワーをもらいました。僕が暗いイメージをしていたのと同様に「依存症」も世間ではきっと暗いイメージを持っておられる方も多いと思うんですが、今日みなさんを見て僕たち自身が明るくエネルギッシュにやって活動していきたいと思いました。」

様々な状況で家族を失い、傷つき、孤独になった犬たちをサポートし、心身ともに元気になって新しい家族に出会う。なんだか依存症回復の過程に似ているように感じます。

依存症からの回復は、1人ではできません。様々なサポート、支援が必要です。そして回復は平坦な道のりではありません。しかし、回復を続ける過程で様々な新しい出会い、エネルギーを受け取ることが出来ます。依存行為をやめた後をどう生きていくか。依存症に苦しんでいた時には見えなかった、様々な選択肢が目の前に開けます。僕自身も今回のイベントを通して大きなエネルギーを頂きました。ありがとうございました。

依存症治療共同体ワンネスグループでは、今回のように深く共感できる地域活動を応援しています。地域の皆さんとのつながりを通して、命の大切さやつながりの大切さを考える機会を増やしていきたいと考えています。

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