2018.12.25
ワンネスの里便り 『みんなの協力でイチゴが初出荷へ!』
今回の活動ブログは、農業を通した依存症脱却支援・雇用創生の場「ワンネスの里農園」から。
スタッフの溝辺明朗が、冬野菜やイチゴ農園の様子をレポートします。
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年末も押し迫り、慌しく仕事や家事などに精をだされていると思います。体調を崩さないように気をつけてお過ごしください。
ワンネスの里の三重県伊賀市の農園周辺は、当初暖冬の予報でしたが、中旬ごろから寒さが厳しくなり、年末には寒波が来るかもしれないという予報も出ています。
私たちの農園から、冬野菜の様子やイチゴ栽培の様子をレポートします。
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まず、各農園の冬野菜の様子から。
葉物野菜では、ホウレン草、小松菜、菊菜、ワサビ菜、タアサイなど。根菜類では、里芋、大根、ラディッシュなどが収穫待ちまで育ちました。
大根やラディッシュ、里芋などは、収穫後は土がついていますので、買っていただいた方々が汚れたりしないために、仲間たちが水で手洗いをして出荷準備をしています。
土作りから収穫まで、仲間たちが丹精込めて栽培した野菜を梱包して、毎週の教会販売、道の駅、伊賀の販売所、そして奈良県大和高田市のセレニティパークジャパン奈良で行われる家族会(ワンネスファミリーグループ奈良)などで販売をさせていただき、好評をいただいています。
また、大阪市住之江区のワンネスグループ大阪オフィスでも旬の野菜をご覧いただけるほか、通販でも今年の新米や野菜たちを購入していただけるので宜しくお願いいたします。
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それではイチゴ農場の方に目を向けていきましょう。
前回のブログでは、定植が終わり収穫に向けての手入れを奈良の各施設(GARDEN、セレニティパークジャパン、フラワーガーデン)の仲間たちが手入れのサポートをしてくれていることをお伝えしました。
今回は、出荷に至るまでのレポートをさせていただきます。
手入れの仕方ですが、定植後しばらくは苗の生育の状態を確認。
具体的には、水やりや温度管理などでそれほど手がかからなかったのですが、定植前からですが、苗から苺の繁殖させるために蔓のようなランナーが伸び始めます。
ランナーを伸び放題に放っておくと、次の新しい苗を生育し始めるため、実に栄養がしっかりと行き渡らなくなります。その結果、実が小さく味が良くならないので、ランナーを引き抜きます。
しばらくすると新しい葉が出始めて光合成をし始めます、そしてどんどん苗の生育状況が進み大きくなります。
大きくなると定植した時の葉は固くなったり変色したりします。これもそのまま放置していると、イチゴの実に悪影響を及ぼすので葉を取ります。
また、定植時期は暖かくビニールハウス内は湿気も多いので虫が出没し、新しく柔らかい葉や、花の花弁を食べてしまいます。
ですので、一匹一匹を見つけては手で取り、その虫が再び被害を出さないように、指で潰します。卵から孵ったばかりの小さい虫は指で取りにくいので、ピンセットで取らなければならず大変な作業です。
この細かく神経を使う作業を、各施設の仲間たちに交代で手伝っていただいています。
最近では苗も大きくなり、最初の苗の周りに脇芽が出来てどんどん実がなるように成長しています。脇芽もあまり沢山付くと栄養が脇芽に取られるため脇芽をある程度取っていきます。
今年1月の雑草刈から始まり、色々な設備を整備し、土を耕し土づくり、ビニールハウスの整備等し、手入れを繰り返して、ついに初出荷までこぎつけました。すべてのプロセスにスタッフとクライアントのみんなの心がこもっています。更に前向きに進むイチゴ農園を応援とご支援の方をよろしくお願いします。
依存症で苦しむご本人、ご家族の方へ。
自然の力や農作業、そして12ステッププログラムやエンカウンターグループなどを通して、仲間と楽しく過ごして依存症からの回復のサポートをさせていただきます。
こうして力を合わせながら、前向きに一緒に回復を楽しみながら歩んでいきませんか?
今回のリポートはこれにて、終了とさせていただきます。
皆さま、よい年をお迎えください。
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