2016.08.31
依存症治療共同体ワンネスグループの愛・・・今日は松江刑務所に届けに行きました
依存症治療共同体ワンネスグループの刑務所訪問・・・本日は台風一過の松江刑務所へ向かいました。
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今回手紙を貰った相手は33歳
小学生の頃から暴走族に所属し、地元では有名な非行少年だった彼。
そして実は、その頃から人生に対して生き辛さを抱えていたことが、手紙のやり取りではっきりしていました。
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今回、覚醒剤取締法違反で2度目の服役の中、
「施設で回復のプログラムを受けたい」という思いを受けて会いに行きましたが、刑務所の暮らしは、本人の想像以上にネガティヴな考えを助長させるので、手紙を書いた以降に考えは変わり・・・
「仕事しながら給料日だけは薬をうまくご褒美として使えるのでは」「半年に一回だけなら」などと考えるようになっていました。
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さらに、同じく収容されている服役者に刑務所近くの仕事を紹介してもらうこともお願いしていたことも判明しました。
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この流れを受けて、本日の面接は介入のミッションになりました。
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「これまで給料日だけとか、半年に一回とかでうまく使えたことがありましたか?」
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「ないです・・・」
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「それは過去と同じ事を繰り返しているのと同じではないですか?」
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「確かに繰り返しています、過去は2年半やめました。ただそれは意志と根性でした。まだその時は家族もいたし・・・
でもその後家族が居なくなり寂しくて再使用しました。
自分でも今度は大丈夫とは思わないのにどうしてもその考えが頭をよぎってしまいます。」
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成りたい自分、生きたい人生を歩むことを依存症治療共同体ワンネスグループは全力で応援します。
ただその前にはどうしても回復が必要なことを伝えました。
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すると次は、入所への不安があることを話してくれました。
「どんな人がいるのか?」
「周りとうまくやっていけるのか?」
「自分は迷惑をかけるのではないか?」
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依存症治療共同体ワンネスグループは新しい仲間が、安心して過ごせる場所を提供することをとても大切にしていること。ビックブラザー(最初に関わる世話係り)などもいることを説明し、もちろん誰もが何かしらの不安を抱えてきます。
それでも時間と共にそんな不安はなんのこともなかったとほとんどの仲間たちが感じるようになっていくことを伝えました。
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回復には、ここ一番の勇気がいります。
それを振り絞ると間違いなく人生は変わります。
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このまま仕事をしたとして、仮に3年は薬を使わずに過ごせたとしても、また何かあれば使う可能性が高いこと・・・本人も納得してくれました。
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そして彼はガーデンに繋がることを決意してくれました。
諦めない思い、その愛を今日もまた伝えられたことに感謝します。
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