2016.06.25
依存症治療共同体ワンネスプグループhero’s journey®~愛すべき26歳 夢への挑戦~
hero’s journey~愛すべき26歳 夢への挑戦~
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今日、「依存症治療共同体ワンネスグループ」のスタッフであり、大切な仲間でもある栂井が卒業しました。
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彼の夢はレーサーになること。その時は、背中にワンネスプグループのロゴを入れて走るそうです。
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生きる気力も、死ぬ勇気もなく、現実から目を背けるためにスロットに明け暮れていた日々・・・
23歳の7月、抵抗を重ねながらも、ようやく家族に連れられ施設に繋がった当初、190センチ近くもあるとは思えないほどに背中を丸め、どこか冷めた目で周りを見下ろしていました。
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回復のプログラムに対してもどこか身が入らない・・・心から変わりたいという思い、未来への希望を感じられないままの日々を過ごしていました。
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しかし、そんな彼を救ったのはやはり仲間でした。
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なんとなく1年が過ぎようとしていたある日、仲間からの真剣な思いに触れ、ずっと苦しかった思いが涙と共に溢れだした時から、彼の真の回復が始まりました。
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本当は明るく目立ちたがりや、その反面人一倍さみしがりやの自分をさらけ出し、心を開いて関わり続けた結果、入寮から1年半後、今度はその手にした回復を手渡す側になっていました。
背筋を伸ばし、胸を張ってメッセージを伝えるその姿は、昔のか弱さが嘘のように堂々としていてエネルギーに溢れ、年代の壁を超え治療共同体のクライアントたちの心を掴んでいきました。
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そして、時と共に彼が手にしたもう一つの宝物・・・それは自動車整備の仕事をしたいという夢でした。
「治療共同体ワンネスグループ」は依存症からの回復だけでなく、その先の人生の夢を体現する・・・マイナス10からプラス10の生き方を手に入れることを目指しています。
その夢をスタッフ全員に共有してからおよそ半年、一歩ずつ準備を重ね、いよいよ実現することになりました。
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もちろん寂しさはありますが、それ以上に応援する気持ち、そしてここまで一緒に治療共同体の一員として全力で走ってきてくれたことへの感謝の気持ちを持って送り出します。
ありがとう! そしていつでも待ってるよ。
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・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・最後に栂井からのメッセージです。
クライアントとしての1年半とスタッフとしての1年半、どちらもとても貴重な経験ができて、感謝の気持ちでいっぱいです。ここでの経験は僕の人生のかけがえのない財産として、これからも大切にしていきます。僕にとってワンネスグループは帰るべき原点、もうひとつのホームだと思っています。ここで学んだことを活かし、社会に羽ばたいてきます!
これからは自分の目標だった自動車整備士として、ワンネス流で頑張ります!
またいつか遊びに来たいと思いますのでよろしくお願いします。
今まで支えてくれたこと、そして一緒に仕事が出来たことに感謝です。
またいつかお会いしましょう!ありがとうございました!
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