2019.08.10
当事者が語る「家族再生」 ~ワンネスファミリーグループ名古屋~
今回の活動ブログは、依存症の渦中から脱却し「家族再生」を始めたという貴重な経験について。
セレニティパークジャパン名古屋代表で日本ファミリーインタベンションセンター ディレクターの池田秀行が、先日名古屋市で行われた家族会の様子をお伝えします。
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こんにちは!
今回は、私が活動の拠点を置くこの名古屋において目の当たりにした、依存症を抱える家族の「再生のドラマ」をお伝えしていきたいと思います。
話はちょうど2年半前に遡ります。
元々は別件についてのご相談を担当させていただいたご縁で、名古屋市内の中小企業の社長さんとつながりが生まれ、従業員のギャンブル問題についてご相談をお受けしました。
それがきっかけとなり、セレニティパークジャパン奈良に入所した、Oさん(40代男性)。今回の家族会(ワンネスファミリーグループ名古屋)ではOさんをゲストスピーカーに招いて、彼の経験を話してもらいました。
Oさんは、長年ギャンブルでどうにもならなかった闇の時代から今にかけて、家族への思いと自身の回復の歩みを語りました。
また、入所のきっかけを作ってくださった、K社長にも当時の事をお話しいただき、2年半ぶりに再会で明るく変わったOさんの姿に驚きながら、様々な思いを語ってくださいました。
(当時の様子を語っていただいた K社長)
そして、最後はOさんのお母様に経験を語っていただきました。
長い間苦しかった日々、何とかギャンブルを止めさせようと苦悩したことや、ご自身の深すぎる愛情ゆえに気づけなかった共依存的行動について。
そして、ご自身の問題に気づき、ご自身のプログラムに取り組み続けた結果、息子との関係の中で「私の期待があった」ということ。
(自身の経験を語っていただいた Oさんとお母様)
今回の家族会には、30名を超えるご家族にお集まりいただき、「共感と希望と勇気」をお伝えする事ができた日になったと思います。
私自身、名古屋の地で依存症回復支援という役割を通じてこの様な人たちとの出会いがあり、そして回復のドラマに携わらせた頂いた経験が、私自身の成長と、やり甲斐につながっています。
今回のような機会に出会えるよう、これからもワンネスグループの依存症問題解決への思いを広げて行きたいです。
ありがとうございました。
ワンネスファミリーグループ名古屋は、毎月第2土曜日の午後に開催しています。
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【本人を説得し回復支援へつなぐサポート】
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