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ワンネス財団活動ブログ

2016.07.08

本日奈良大学で、依存症治療共同体 ワンネスプグループ GARDEN 酢谷の「社会学研究科特別講演会」が行われました

本日奈良大学で、依存症治療共同体 ワンネスプグループ GARDEN 酢谷の「社会学研究科特別講演会」が行われました

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講演会のテーマは『依存症からの回復支援・アプローチ』
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講義の中では、依存症 当事者の生きづらさ・思い、依存症回復へのワンネスプグループGARDENの取り組みなどを参加者さまへお話いたしました。
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* 依存症者のほとんどの方は、家族の中で生きづらさを抱えられています。
僕が今まで決めてきた人生って何かあったかな?考えたとき、薬物だけだった。
人に嫌われない様に、当時の人たちの中で生きていくためには、自分はどのように振る舞えばいいのか?とずっと思って生きてきた。僕には生きづらさしかなかった。
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* 今の時代は、生きづらさを抱えている人たちが手軽に薬物を手に入れて、使うことができる。
自分自身の人生を生きていくためには、自分自身が感じている感情に関して「愛」を持って生きていくということ、向き合っていくことが何より大切になってくる。
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* 「回復というのは自分を愛することです。」
この言葉は、ワンネスグループ代表の矢澤がよく僕たちに伝えてくれるメッセージです。
自分を愛するということを、私たちは学んでいない。
では愛するためには、どのようなことが必要なのかというと、自分に対する許し、自分に対する大切な気持ちを獲得していくことが大切です。
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* ワンネスプグループGARDENでは、1人1人が自分らしく生きていくことを学んでいく、新たな人生を自由に学んでいくこと、希望を持って生きていくことを大切にしています。
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GARDENにが理念がります、それは「命を決して無駄にしてはならない大切な贈り物。」だということです。
そのことを毎日、クライアントさんの人たちは読み合わせをします。
依存症の痛みは、誰かを失うことではなくって、1番の痛みは希望の欠如と言われています。
回復は希望から生まれてくるのです。
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今回、講演会の依頼をいただきました奈良大学の廣井教授、そして、社会研究科で将来、臨床心理士を目指している学生さん、院生さん、そして、教員の方々にご参加いただきまして、本当にありがとうございました。
大学の構内には、8/6(土)に大阪で開催します、フラワーガーデン2周年記念フォーラムのポスターの掲示のご協力もいただいています。
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<講演会参加者さまからのご感想(一部)になります>
■ 本当に赤裸々なお話しをいただき、感動しました。
薬物問題は、生きづらさを抱える人なら誰でも起こるということに驚かされました。
そのような問題に対してハードルの低い時代であることや、それだけ生きづらさを抱える人々が多いということなのだと改めて思いました。
そして、こういった問題にアプローチできる回復プログラムの存在を知って希望を感じることができました。
ありがとうございました。
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■ 今日の講演会で依存症の人が、どういった切欠で薬を始めるのか?どういった感情を抱いているのか?等、リアルな現実を知る事ができました。
薬物依存、依存症などで犯罪を起こせば逮捕されるし、社会的な立場も危うくなっていきます、それでは、ますます社会に戻りづらくなります。
そういった人達に手を差し伸べているのが、GARDENさんなのだと思いました。
「回復は希望から生まれる」という一文がありましたが、まさにGARDENさんは依存症の方にとって希望なのだと感じました。
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■ これまでの依存症のイメージとは異なり、何年やめても再発の可能性はありうること。それが一生であることが話を通してわかりました。
また、特に印象的だったのは、普段の解決策やストレスとの関わり方が分からず、その代わりとして依存をいう解決策を取るというのが特に意外であり、原因が何も物質的なものだけではないことがわかった。ぜひ、もっと話を聞きたいです。
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■ 薬物依存への入口は、何気ないものであるが、一度、薬物に染まると、薬物依存となり、重症化する。
酢谷講師から、専門的な支援に取り組まれている情熱が伝わってきました。
講義の中で紹介された、回復事例の笑顔の写真が印象的でした。
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■ 「依存症」の怖さ、その怖さはよく理解していても、その怖さの中に当事者の方々の苦しみが、生きづらさなど様々な感情が込められていると改めて感じました。
これは当事者のみなさん全員ではないかもしれないんですが、薬物、ギャンブルなどの依存症になってしまった人々は、酢谷先生もおっしゃっていましたが「居場所がない」と感じられている方が多いと思いました。
「人に対する居場所を求めずに薬物など依存の原因となるものに逃げてしまう」それが繰り返されると本当に負のループに迷い込んでしまうこと、それも怖いことだと思いました。
私がもし、当事者の方々と接する機会があれば、どう接して良いかわからないかもしれないです、でも、一緒に回復していくことをお手伝い出来たらいいと思います、今日は貴重なお話しを、ありがとうございました。
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■ 今まで「依存症」という病気は自分とは関係ないなと感じていたなと気づき。軽く考えていたなんて恥ずかしいと思った。
誰しもがなってしまう可能性のある病気で、私たちの生活のとても近なんだと感じた。
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■ 最近になり少しずつ依存症の理解がされ、テレビでもそういった話がされているのを見たことがありますが、実際の体験された話、利用者の方の話を聞き、まだ、依存症を理解できていないと痛感し、とてもいい機会になりました。
施設に入れば治るという考えがあり、依存症は重大な病ではあるが、頑張ればなんとかなるといった考え方が間違いであると、よく分かりました。
小・中学校、高等学校の教科書では絶対に伝えきれない、実際のお話しを、もっと多くの人に聞いてもらい、多くの人に依存症について理解してもらいたいと思いました。
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■ 依存を解決するのに、自分自身と向き合って、自分自身に愛を持つことが大事と聞いて、自分1人では解決はできないことなんだと知ることができました。
人と関わって、受け入れてもらったり、話をしたり、暖かく関わりを持つことが必要なんだと思いました。
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■ 依存症になると回復プログラムを続けなければならない。
気を抜くと再発の恐れがある・完治というものはない、といことを知って、依存症の脅威がわかった。
講演会の話を聞く前までは、例えば薬物依存だと警察につかまり、治療をさせられることで、もう依存から解放されるものだと思っていた。
また「家族のために」や「恋人のために」など「〇〇のために」とやめても続かないという件について。
よくドラマなどで、家族のためにと依存症の人が決心する感動的なシーンがあるが、実際にはそんなに甘くないのだなということがわかった。
それにあたり、もし、自分の大切な人が依存症に苦しんでいたら、どう接したらいいのか考えさせられた。
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■ ありがとうございました、ご本人の当時の心境を伺い、なるほどと思いました、今そういう状態にある少年達に地域や周囲の大人は何ができるだろうか?と考えさせられました。
具体的なプログラムのことも、また、うかがいたいと思いました、1人で頑張れるものではないということも、よく理解できました。
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■ 依存症者への介入の難しさを感じた。
クライアントは薬物に頼ることにより、救われているので、それを止めることはすごく難しく、クライアントにとってみれば不安な体験なのだと思った、それをふまえて、介入することは難しいことだと思った。
また「どのように(依存症者の方と)関わりますか?」ということですが、クライアントにとって依存している対象は「ライフ(命)」そのもので覚悟をもって関わらなければいけないなと思った。
クライアントの「薬」を欲する「貪欲」さにも興味を持ちました。
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■ 体験に根差した、わかりやすい発表をしてくださって、ありがとうございました。
心の痛みや、生きづらさに向き合うことの難しさと、しかし、それを否認せずに向き合うことが出来る、当事者同士の支えの中で、回復へのプロセスが始まるのかなと思いました。
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■ 特に印象深かったのは、家族・恋人・友人の存在だけでは回復できないということ。
自分自身を愛せないと、それは難しいということ、過去の問題についても見直していくことが、大切なのだということがわかった。
ワンネスグループでの依存症回復プログラムは、どのようなことをするのか気になったので、今後、時間があったら、そのことについても詳しく知りと思っています。
臨床心理士が依存症への介入というのは、あまり聞かないので、私たちが依存症の方にできることは何かということが、とても気になりました。

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