2019.10.15
農業を通した地域との交流 ~奈良施設メンバーが地元団体の収穫祭に参加~
今回の活動ブログは、ワンネスグループの施設と地元地域が農業を通してつながっている、というお話です。
薬物やアルコールなどの依存症回復支援施設「奈良GARDEN」スタッフの川端理之が、先日行われた地元団体の収穫祭についてレポートします。
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今回は、普段からお世話になっている地域の方々との交流の様子を紹介していきたいと思います。
ワンネスグループではワンネスの里という回復支援施設があります(三重、奈良)。
(ワンネスグループウェブサイト 施設紹介から)
ここでは、米や野菜作り、平飼い卵の生産などについて、地元農家や支援団体の協力のもと肥料作りから生産収穫まで一貫して行い、収穫後は道の駅や地元の直売所、教会などで販売するところまで経験できる農業プログラムと依存症回復プログラムの一体型の支援を提供しています。
また最近では、イチゴづくりにチャレンジする「雇用創生の場」としても成長を続けていることは、この活動ブログを日ごろからご覧の皆さんはご存知だと思います。
ワンネスの里の活動を支えてくださっている、地元支援団体の皆さんが恒例の秋の収穫祭を行うということで、ワンネスの里のメンバーだけでなく、奈良GARDEN(薬物やアルコールの依存症が中心の施設)セレニティパークジャパン奈良(ギャンブルやインターネットゲーム依存症が中心の施設)のメンバーたちも収穫祭に参加させていただきました。
このような機会を通じて、過去、依存対象を使い続けていた生活では得られなかった新しい生き方を手にしていきます。
当時は孤独で暗い部屋で1人薬物を使用し続けていたり、朝から夜まで毎日のようにギャンブル場で過ごしたりと、とても健全と言える生活ではなく、太陽の下で自然に触れるようなこともなく心も身体も病んでいました。
今回の収穫祭ではサツマイモの収穫体験をさせてもらう機会があり、今までそのような経験をしたことのないメンバーもいたので、自分たちが掘り当てたサツマイモを比べたりして盛り上がっている様子もありました。
午後からは収穫された作物を材料にして料理を振舞ってくださり、交流を深めながら新鮮な食事をとることもできて有意義な時間を過ごせたようです。
また、食事後はカラオケ大会も行われ、何人かのメンバーも壇上にあがり歌声を披露していました。この収穫祭ではメンバーたちが健康的に身体を動かしながら心が満たされる経験をするという一日を過ごしている様子がありました。
ワンネスグループでは、薬物やアルコール、ギャンブルなゲームなどを「ただ単に止める」ということだけでなく、その問題の根本にある自分の生き方を見つめ、そこから「依存物質に頼らない健康的で新しい生き方」が手に入れられるように日々取り組んでいます。
そして、その活動を支えて下さっている団体の方々との交流を通じて、地域社会の発展に貢献していきたいと考えております。
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