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ワンネス財団の
施設(依存症治療共同体)
相談拠点のご案内
「マイナス10からプラス10へ」
ワンネス財団の施設(依存症治療共同体)
相談拠点は全国各地に展開。
特徴は、治療共同体メソッド・
世界基準のプログラム・スタッフの質です。
施設(依存症治療共同体)・相談拠点紹介
ワンネス財団の施設は、共通した枠組みやプログラム(治療共同体メソッドや世界基準のプログラム)を持ちながら、施設のある地域と連携し、地域性(自然環境や伝統文化など)を活かしたプログラムを提供しています。
また、相談拠点では来所相談だけではなく、週末通所コースも開催しています(横浜、大阪オフィス)。
関東地区
通所(週末型) / 相談拠点


〒231-0002 横浜市中区海岸通4-23マリンビル808
TEL:045-264-4365 FAX:045-264-4366(電話受付 月曜〜土曜 10:00~17:00)
東海地区
入所 / 通所(週末型)/ 相談拠点


〒460-0012名古屋市中区千代田4-11-10
ヴェリエール・ドゥ・セ1001
TEL:052-734-2437 FAX:052-734-2438(電話受付 月曜〜金曜 10:00~17:00)
奈良地区
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入所 / 通所 / 相談拠点
〒635-0065 奈良県大和高田市東中2-10-18
TEL:0745-22-0207 FAX:0745-43-5825(電話受付 月曜〜金曜 10:00~17:00) -
入所 / 通所 / 相談拠点
〒635-0065 奈良県大和高田市東中2-10-18
TEL:0745-24-2050 FAX:0745-24-2051(電話受付 月曜〜金曜 10:00~17:00)
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入所 / 通所 / 相談拠点
〒634-0803 奈良県橿原市上品寺町370-22
TEL: 0744-22-5752 FAX: 0744-22-5753(電話受付 月曜〜金曜 10:00~17:00)
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〒635-0065 奈良県大和高田市東中2-10-18
TEL:0745-24-7766 FAX:0745-24-7765
奈良施設の一部は、障害者総合支援法に基づく障害福祉サービスの
指定事業所(自立訓練生活訓練または共同生活援助)、自立準備ホーム(法務省奈良保護観察所)です。
関西地区
通所(週末型) / 相談拠点


〒559-0034 大阪市住之江区南港北2-1-10ATC
(アジア太平洋トレードセンター)ITM棟3階 J-10
TEL:06-6115-7395 FAX:06-6115-7396(電話受付 月曜〜金曜 10:00~17:00)
沖縄地区
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入所 / 通所 / 相談拠点
〒900-0016 沖縄県那覇市前島2-2-16
コーポ有住 401号室TEL:098-860-8384 FAX:098-860-8385
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〒901-1513 沖縄県南城市知念字知念428-7
沖縄施設の一部は、障害者総合支援法に基づく障害福祉サービスの
指定事業所(自立訓練生活訓練または共同生活援助)、自立準備ホーム(法務省那覇保護観察所)です。
<関西地区>
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奈良GARDEN 入所/通所/相談拠点
2005年に設立されたワンネスグループの基礎となる依存症治療共同体。
薬物やアルコールなどの依存症からの脱却を目指し、欧米各国から導入した各種プログラムをベースに、自身の感情に気づき健康的に表現する力を養う。また、保護観察所や地域定着支援センターとの連携で依存症を背景に持つ方の再犯防止に寄与する活動を行っている。
刑事施設(刑務所や少年刑務所等)、保護観察所での薬物離脱指導への協力、学校での薬物乱用防止講演、地元の保護司や民生委員に向けた講演など多数実施。
◆指定障害福祉サービス事業所(自立訓練・生活訓練ならに共同生活援助)
◆法務省奈良保護観察所 自立準備ホーム登録
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セレニティパークジャパン奈良入所/通所/相談拠点
2011年に設立されたギャンブル・インターネットゲームを中心とした依存症治療共同体。
ワンネス財団の基盤となるプログラムに併せて、即興性を持つ演劇(プレイバックシアター)、アサーティブのロールプレイなど自身の感情を表現する力を身につけるプログラムも実施。大阪・名古屋・横浜で開催中の週末通所コースの運営やプログラム提供、ネットゲーム依存症当事者ミーティングも行っている。
また、学校や企業等でのギャンブル依存症予防講演、ギャンブル依存症を背景に持つ方の再犯防止、刑事施設(播磨社会復帰促進センター)でのプログラム協力なども行っている。
◆指定障害福祉サービス事業所(自立訓練・生活訓練ならびに共同生活援助)
◆法務省奈良保護観察所 自立準備ホーム登録
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フラワーガーデン入所/通所/相談拠点
2014年に設立された依存症や生きづらさを抱えた女性のための治療共同体。
依存の渦中で傷ついた感情を癒す施設環境に配慮し、ワンネス財団の基盤となるプログラムに併せて、健康、食、整理整頓、金銭管理など「生活力」を養うプログラムを多数実施している。
女子刑務所や女子少年院等での薬物離脱指導への協力を行い、再犯防止に寄与している。
また、施設のある地域に向けて「生きづらさを抱えた女性のためのミーティング」を開催し、地域での福祉イベントやボランティア活動への参加、また、女性の生き方について考える全国団体へ参画するなど、社会との関わりあいを大切にしている。
◆指定障害福祉サービス事業所(自立訓練・生活訓練ならびに共同生活援助)
◆法務省奈良保護観察所 自立準備ホーム登録
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ワンネスの里入所/通所/相談拠点
2017年に設立された農業体験をメインとする依存症治療共同体。
2010年より奈良県(奈良市)と三重県(伊賀市)で実施していた雇用創生事業を発展継承し、ワンネス財団の基盤となるプログラムを用いながら、米や野菜作り、平飼い卵など農作業のプログラムに取り組んでいる。地元農家や支援団体の協力のもと、肥料作りから生産収穫、販売まで体験でき、道の駅や教会などで販売を行っている。
最近は、イチゴづくりにチャレンジし、雇用創生の場としても成長を続けている。
◆指定障害福祉サービス事業所(自立訓練・生活訓練ならびに就労移行支援)
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ワンネス財団大阪オフィス通所(週末型)/相談拠点
2018年に設立された施設外相談拠点。
「問題ギャンブル対策センター大阪」という名称を付け、大阪市内・大阪府内ならびに近畿地区におけるギャンブル依存症対策に貢献するため、各種取り組みを行っている。
具体的には、来所相談、市民向けセミナー、ギャンブル依存症者やインターネットゲーム依存症者を主な対象とした週末通所コース、家族会や女子会・おやじの会など多岐にわたっている。
年2回「ファミリーデー」と題して、子どもからお年寄りまでが集い、歌やゲームなどを楽しむ企画を実施、子育てについてのセミナーを実施するなど、依存症問題をより俯瞰した視点で根本的な予防まで考えた活動を行っている。また、大阪府内の関係機関とも連携。学校や企業などでの依存症予防講演を行っている。大阪商工会議所会員。
<東海地区>
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セレニティパークジャパン名古屋入所/通所/相談拠点
2014年に設立されたワンネス財団東海地区の拠点施設であり、依存症治療共同体。
ワンネス財団の基盤となるプログラムを用いて、ギャンブルやインターネットネットゲーム依存症、またアルコール依存症の方への入所対応を行うほか、土日を中心とした週末通所コースを実施している。
また、愛知県内をはじめとする東海地区各地域での理解促進セミナーを開催。自治体や自立支援団体からの講演依頼を多く頂き、学校や企業での出張セミナーを行うなど地域における依存症理解促進に寄与する活動を行っている。
また、保護観察所との連携や生活困窮者支援団体との連携など、依存症を背景に持ち苦しんでいる人たちへのサポートも行っている。
◆法務省名古屋保護観察所 自立準備ホーム登録
<沖縄地区>
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セレニティパークジャパン沖縄(那覇市・南城市)入所/通所/相談拠点
2013年に設立されたアルコールやギャンブルや中心とした依存症治療共同体。
ワンネス財団の基盤となるプログラムに併せて、沖縄の自然環境を活かしたアクティビティ(サーフィン、自転車等)のプログラム、地域の伝統行事(ハーリー)への参加など、多彩なプログラムを有している。
アルコール依存症についての問題が大きく取り上げられる地域性に、経験者主体の依存症治療共同体(回復支援施設)という特徴を活かして問題解決の協力を行っている。具体的には県や市町村と連携した理解促進活動や職員研修における協力、依存症者の脱却支援ならびに社会復帰支援のための多機関連携、保護観察所との連携による触法者の再犯防止支援、高校や大学での依存症予防講演や授業など、地域に根ざした活動を展開している。
なお、施設は沖縄県那覇市ならびに南城市で運営している。
◆指定障害福祉サービス事業所(自立訓練・生活訓練ならびに共同生活援助)
◆法務省那覇保護観察所 自立準備ホーム登録
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沖縄GARDEN入所/通所/相談拠点
2016年に沖縄県南城市に設立された薬物やアルコールなどの依存症治療共同体。都心部の那覇市から車で1時間ほどの、より沖縄らしさを感じられる環境が特徴。ワンネス財団の基盤となるプログラムと併せて、沖縄の自然環境を活かしたアクティビティ(サーフィン、自転車等)のプログラム、地域の伝統行事(ハーリー)への参加、そして木工作業プログラムなど多彩なプログラム実施している。また、保護観察所や地域定着支援センターとの連携で依存症を背景に持つ方の再犯防止に寄与する活動を行っている。
◆指定障害福祉サービス事業所(自立訓練・生活訓練ならびに共同生活援助)
◆法務省那覇保護観察所 自立準備ホーム登録
<関東地区>
入所から退所までのフロー
治療共同体をベースに
様々なプログラムを提供
入所
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Stage1
生活面(衛生・時間・金銭)の立て直しプログラムの動機付け
- ・先輩入所者からのフォロー
- ・新規入所者向けグループワーク
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Stage2
自己認識を深め、
依存の背景を知る- ・エンカウンターグループ
- ・リカバリーダイナミクス
(12ステップ)
「棚卸し」「埋合せ」のサポート - ・新しいメンバーのサポート
- ・NLPなどの心理療法
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Stage3
再発予防・社会復帰の
生き方を見据える- ・再発予防(ゴースキーメソッド)
- ・就労プログラム&就労者向けグループワーク
- ・施設内役割のリーダー
- 退所
- アフターフォロープログラム
各種ワークショップ参加、OB会実施など
依存症治療共同体(施設)での一日
入所されている方たちは、施設近くにある「ハウス(グループホーム)」で、 スタッフやほかの仲間と一緒に約10人程度の共同生活を行い、 毎日、施設へ通って学びを深めます。
共同生活では、食事の準備や掃除、洗濯など、 基本的な生活は分担して行い、規則正しい生活 を送ります。
また先に入所している方が、新しく入った方のお世話や相談役を担当し、 施設のスタッフは彼らをサポートしています(ビッグブラザー・ビッグシスター)ので、 まるで 大きな家族のような生活 です。
初めは慣れなかった方も、徐々にその方のスピードで 共同生活に慣れていきますので、ご心配はありません。共同生活を通じて、お互いにより理解を深め、支え合える関係性を育んでいます。
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食事の時間は大勢で
にぎやかに -
毎日、おいしい食事を
作ります -
様々なプログラムが、
毎日、用意されています
- 8:30起床&各ハウスで朝食
- 9:00デイケア掃除
- 10:00モーニングギャザリング
(朝の集会) - 11:00午前中の
プログラム - 12:00昼食&休憩時間
- 13:30午後の
プログラム - 15:00宿題、個別カウンセリングなど
- 16:00イブニングギャザリング
(夕方の集会) - 17:00夕食
- 18:00自助グループ、
就労者向けグループ参加各ハウス帰宅
リラックスタイムなど
(23時頃就寝)
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食事の時間は大勢で
にぎやかに -
毎日、おいしい食事を
作ります -
様々なプログラムが、
毎日、用意されています
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いつでも話を聞いてもらえる
仲間がいます -
人とのかかわりを
教えてくれるドッグケア -
大盛り上がりの
バーベキュー大会
治療共同体メソッド
「問題」が「問題」であって、その人が「問題」なのではない
ワンネス財団が活動を開始した頃の日本国内には、依存症についての体系的な回復支援モデルが存在しなかったといっても過言ではなく、一部の専門家の取り組み以外は、伝統的な自助グループのミーティング(言いっぱなし、聞きっぱなし形式のもの)に依拠していました。依存症そのものに対する世間の認知も低く、「その人自身が問題」「意思や根性の無い人」「おかしな、狂った人」であるとされ排除されてきました。
しかし、依存症問題における先進諸国である欧米には、問題を問題として解決する治療プログラムがいくつかあり、依存から抜け出した人たちの多くのモデルケースから「依存症は適切な対応、プログラムによって回復できる」という認識も社会に広がっていきました。
中でもTherapeutic Community(TC治療共同体)モデルは、有効性が高く評価されており、米アリゾナ州を拠点に活動する団体「アミティ」の取り組みは日本でも依存症回復支援関係者の間で知られるところとなりました。
そこで私たちワンネスグループの創設者である矢澤祐史はじめ当時のスタッフたちは、現地に向かい、実際に生活を送るなどして施設プログラムを受け取るのみならず、治療共同体という‘いきもの’の息遣いを吸収し、ワンネス財団の他のメンバーに伝えていきました。
アミティとのつながりは、その後も続き、最近ではスタッフが来日して女性施設フラワーガーデンでのスタッフトレーニングを行うなど、治療共同体の進化のための具体的な努力を払っています。
治療共同体は、共同生活という環境の中で心理的アプローチが体系化され人間の行動様式を改善することを目的としています。
医療的なモデルとは異なり、心理社会的なアプローチで一人一人の尊重とグループダイナミクスによって人間の総合的な関係を使いながら問題を克服し、単に依存対象をやめるという位置に留まらない質的に高い回復と、人間的成長を獲得していくことを可能にしました。私たちワンネス財団が掲げているキャッチフレーズのひとつが「マイナス10からプラス10の回復」にも、この治療共同体の考えが活かされています。
(ワンネス財団 の各施設のスタッフ朝会で毎回読み合わされる文章(一部))
TCの中で建設的で社会に前向きに加わっていく精神の構築を行います。
:毎日のプログラムと共同体的環境は、メンバーの感情が癒され、人々との関わり合いを学んでいけるように、そして行動と自己認識の変化がなされるようにデザインされており、プログラム1日24時間毎日実施されます。
:TCのすべてのメンバーが社会的学習を可能にする環境を創ります。
:TCでは、メンバーたちが家族のように支えあう雰囲気の中で、心が癒され、ライフスタイルと自己認識が改善していく体験をします。
:新しく繋がったメンバーは先に繋がっているTCメンバーとの交流や、自助的と相互補助的学習システムの中で回復していきます。
世界基準の依存症回復プログラム
ワンネス財団では、依存症治療共同体をベースにして様々なプログラムを提供していますが、それらは欧米地域で回復実績を持つものをスタッフが経験・トレーニングを経て導入しています。
それはすべて「マイナス10からプラス10への回復」に繋がりますが、施設利用される方の多くは様々な課題(知的、精神、さらには発達障害など)を併せ持っています。
私たちは、利用者それぞれのケースにできる限り対応するため、支援計画の設定、必要に応じた医療機関・福祉施設等との連携を行っています。
スタッフの質
ワンネス財団の各施設で依存脱却を直接サポートしているスタッフたちは、その大半が依存症の経験者。また、ご家族や支援者と連携して依存症者ご本人に脱却行動の動機付けを行うインタベンション(介入)についても依存症経験者スタッフが行っています。
依存症脱却をスタートするうえで必要なことは、「受容・共感」。
周りの誰からも理解されていないという感覚になり、心を閉ざし、語ることをやめた依存症者本人に、私たちは自身の経験を伝えます。
私も、あなたと同じだった。その気持ちは良くわかる。
施設での回復プログラムや共同生活においても、依存対象を使わずに生きていくための経験がシェアされます。くじけそうになり、また使いたくなった・したくなったときの気持ちによりそうこともできます。
しかし、ワンネス財団は自助グループ的な要素を持った「民間の依存症治療共同体(回復支援施設)」です。
依存症を経験したという当事者性だけではなく、社会のなかの一員として生きていく姿勢や、依存症脱却支援についての専門的知識を持つこと、そして依存症理解促進を進めていくための権利擁護者としての姿勢がスタッフに問われます。
スタッフミーティング、ワンネス財団代表者との定期面談などを通して、グループ理念の共有が行われます。また、スタッフだけのグループワーク、エンカウンターグループを頻繁に実施することで、「依存からの回復を続け、成長を続ける者」としてのサポートを行います。
また定期的にプログラムトレーニングを実施。海外団体との連携で様々な回復プログラムを学びます。さらには、家族会への参加、依存症を知るセミナーの運営、外部各機関(行政、司法機関、学校など)との連携を通して、施設内にこもらない社会性を持った人間づくりのサポートを行っています。