参加には事前申し込みが必要です。
ボタン昨年末に、いわゆるカジノ法案(IR推進法)が成立し、国、地方自治体、さらにはギャンブルやギャンブル性を有する遊技等の施行者や事業者が依存症対策に乗り出し始めました。
しかし、「依存症対策には何が必要なのか?」「誰が何を担い、どう取り組むのか?」「国や地方自治体、事業者のみが取り組むべきことなのか?」など、疑問や戸惑いの声が各所から聞かれます。
対策を講じていく側にはギャンブル依存症についての理解が欠かせないでしょう。
さらには相談しやすい社会の雰囲気作りも重要であり、依存症の予防についてもセットで考えることなど、目の前には様々な課題が積み重なっています。
「知ることは防ぐこと、知ることは解決への第一歩」をキャッチフレーズに、全国各地で依存症啓発セミナーを開催するワンネスグループが、今回、ギャンブル依存症対策についてアメリカ国内の先進事例を知り、今後の日本における対策を考える一助としていただくフォーラムを東京と大阪で開催することになりました。
- アメリカで行われているギャンブル依存症対策の具体例を知ることができる。
- 依存症対策のあり方や連携構築の上で大切なことを学ぶことができる。
- 日本国内で既に行われている対策例を知ることができる。
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キース・ホワイト氏
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ロリーン・ルーグル氏
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フォーラムでは、全米問題ギャンブル協議会(NCPG)専務理事キース・ホワイト氏が講演。
ワンネスグループで導入された問題ギャンブルカウンセラー資格の認定委員会(IGCCB)ロリーン・ルーグル代表もビデオ出演します。
参加には事前申し込みが必要です。
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全米問題ギャンブル協議会(NCPG・本部:ワシントンDC)の専務理事を務めており、20年以上にわたる全米規模でのゲーミング(遊戯・ギャンブル)分野の活動経験を持っています。
責任あるゲーミングおよび問題ギャンブル政策の活動において高い評価を受けており、これまで21か国とアメリカの39の州でプレゼンテーションを行ってきました。
アメリカ連邦議会で4度証言を行ったほか、地方議会や規制委員会に頻繁に登壇しています。
また、全米3大ネットワーク(CBS・ABC・NBC)やCNN、ESPN、FOXニュース、BBCなどの主要なメディアの取材やコメント依頼を受けています。
キース・ホワイト氏へのインタビュー動画

メリーランド大学医学部問題ギャンブルセンター プログラム・ディレクター
国際問題ギャンブルカウンセラー認定委員会(IGCCB)代表
1984年より、入院病棟・入所施設・外来診療等の場で問題ギャンブルの治療や予防に携わる。クリーブランド退役軍人省医療センターおよびコネティカット州精神衛生依存症サービス省などを経て現職。米国内外において問題ギャンブルプログラムの諮問および研修を行う。

ワンネスグループは、共同代表の三宅隆之と通訳スタッフの川口衆の両名が、2014年夏、オーランドで開催された全米問題ギャンブル協議会年次総会に初参加。協議会の「アメリカにおける合法ギャンブルに対して中立の立場を持ち、ギャンブルの影響を受けている本人や家族のためだけに機能する」というスタンスに深く共感し、連携が始まりました。
その後、NCPGの関連団体であるIGCCB(国際問題ギャンブルカウンセラー認定委員会)による、日本国内初の認定講座を開催。生物学から司法に関する部分まで、問題を抱えたギャンブラーや家族などの支援に必要なカウンセリングスキルを学び、昨年末に認定カウンセラー(ICGC-1)が誕生しています。
※NCPGおよびIGCCBの紹介はこちらをご覧ください。
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全米問題ギャンブル協議会(NCPG)、
国際問題ギャンブルカウンセラー認定委員会(IGCCB)との連携、
国際カウンセラー資格の日本導入 - 入所型 ギャンブル依存症回復支援施設の運営(奈良、沖縄、愛知)
※カウンセラートレーニングを受けたギャンブル依存からの回復者がスタッフ
※障害者総合支援法に基づく障害福祉サービス事業所の指定
※法務省の自立準備ホーム登録を実施 -
通所型 ギャンブル依存症回復支援プログラムの提供(奈良)
※仕事や学業を続けながら利用できる「日曜コース」の実施
「節制ギャンブル」をするためのコースの実施 -
弁護士による法的支援
※ギャンブル依存症が背景と考えられる触法行為(窃盗、横領など)を
きっかけとした回復支援(ダイバージョン)
※施設利用者の抱える法的問題(債務、家族関係など)の相談 - 刑事施設内でのギャンブル問題教育への協力(播磨社会復帰促進センター)
- 社会復帰支援のための事業運営(飲食店、農園)
- 相談窓口(対面、フリーダイヤル、メール、LINE)の設置
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家族向け支援の提供
※当事者が依存脱却の行動をする動機付け「インタベンション(家族介入)」
※関西、東海、沖縄地区での家族会「ワンネスファミリーグループ」
※東京での臨床心理士による「家族向けワークショップ」
※全国対応 ネット電話「Skype」による家族会開催 - 全国各地で市民向け「依存症を知るセミナー、相談会」の実施
- 青少年のギャンブルについて注意啓発を行うチラシの配布

ワンネスグループ ギャンブル依存症対策フォーラム ~アメリカの取り組み事例を知る~
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日程・会場
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東京:5/13(土)13:00~16:00
霞が関ナレッジスクエア スタジオ
(千代田区霞が関3-2-1 霞が関コモンゲート) -
大阪:5/14(日)13:00~16:00
大阪国際交流センター 小ホール
(大阪市天王寺区上本町8-2-6)
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東京:5/13(土)13:00~16:00
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登壇者
(3/15現在)
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キース・ホワイト氏
全米問題ギャンブル協議会(NCPG)専務理事 -
ロリーン・ルーグル氏 ※ビデオ出演
国際問題ギャンブルカウンセラー認定委員会(IGCCB)代表 -
三宅隆之
一般財団法人ワンネスグループ共同代表
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キース・ホワイト氏
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参加費
2,000円
申し込み ※参加には事前申し込みが必要です。
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WEB申込
こちらのURLか、
左のQRコードから申し込みいただけます。 -
FAX申込
郵便番号・住所・氏名・参加会場・参加人数・所属・
連絡先(メールアドレス、電話番号の両方)を下記宛先まで
FAXお願いいたします。
FAX:0745-24-7765
(ワンネスグループ奈良オフィス)

ワンネスグループ共同代表
三宅 隆之
- 精神保健福祉士
- ギャンブル依存専門ソーシャルワーカー
- IGCCB認定問題ギャンブルカウンセラー
私もギャンブル依存症の当事者です。
大学1年生でギャンブルに出会い、はじめはコントロールして遊べていたものの、金銭をはじめ様々な問題をおこしていき、家族、職場、友人を巻き込み傷つけました。
問題をおこしていることを理解しており、今度こそ止めたいと誓うのですが止められずに状況は悪化する一方・・・。自身への信頼感も枯れ果てて、心から血がドクドク流れているような日々を過ごしました。
「ギャンブルのせいで、こんな人生になったんだ。ギャンブルさえなければ・・・」
依存の渦中にあったとき、そしてギャンブルを止め始めた後も、私はそう信じて疑いませんでした。
しかし、依存脱却のための心理プログラムを経る中で、私の心の中にあるもの(挫折感、不安、恨み、寂しさ)を知ることができ、また高校時代から続いているアルコール依存にも気づきました。
『ギャンブルがあったからそうなったわけじゃなく、自身の意志や根性が弱いからでもなく、たまたま出会ったギャンブルやアルコールが、自分の中の負の感情と結びついた。』
大きな発見により、私はギャンブルのとらわれから解放されて、10年が経ちます。同様の心理プログラムを提供している私たち施設のメンバーも、同じような経験を語っています。
問題をギャンブルの存在のせいにするのではなく、依存の背景を的確に捉えて、本人や家族の支援提供をする。予防に関しても、ギャンブルのメリットデメリットを伝え、依存に陥らないような事前の教育と心のケアを中心としてアプローチを行う。
依存症対策は、何かのせいにすることでは生まれにくい。
そう考えます。
セミナーに関するお問い合わせ
電話:0745-24-7766(ワンネスグループ奈良オフィス 三宅隆之)

参加には事前申し込みが必要です。
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