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2019.09.29

家族の関わり方

こんばんは。

まずはあらかじめ、

「その道の専門家ではないので、どちらの意見に賛成しているわけではない」

ということを断って置いてから…

 

最近、話題になっているニュースの一つとして、

国連で10代の女性が各国のリーダーたちへの怒りのスピーチをした件が

挙げられるかと思います。

若い年齢であるとともに、怒りを表現したスピーチとあって、

世界中で話題となっているようです。

「よく言った!」と拍手喝采が上がる一方で、

予想の通り、内容に関係なく、

「親が左翼だから、親の洗脳で言わされているに違いない」

「肉を食わないから短気なのではないか?」

と言った批判の意見も出ています。

個人的には、私は怒りの表情に敏感な遺伝子をもっているらしいので、

胸が痛くなり、「まぁまぁまぁ。ちょっと落ち着いて。話を聞きますよ。」

と、もっと穏便に済ませられないかを考えてしまいます。

 

もう一つ。

日本の某大臣の発言が、あまりに内容が薄いともっぱらの評判です。

(ステーキ画像)

これから大臣としてちゃんと勉強して、

リーダーシップを発揮して行動してくれればいいと思うのですが、

・他国の人が聞いている前で「セクシー」は恥ずかしい。

・奥さんも結婚にさぞ後悔しているに違いない。

など、考え方によっちゃあ、余計なお世話の批判も出ています。

まあ、言いたいことはわかりますけど…

 

この二つの例から言えること。

それは「言葉の内容だけが伝わっているわけではない」ということです。

 

一方は、内容を吟味せずに言い方や背景に批判が向き、

もう一方も、「内容が無い」ということがメッセージとして伝わり…。

その人の印象を形作っていきます。

一旦批判的な立場をとった人に対しては、

言葉としてのメッセージは届きません。

支持政党でも宗教でも、相手の考えを変えるのは至難の業なのです、心理学的に。

 

相手の考えを変えたり、説得するのは難しい。

でも成功する可能性を高める方法なら、あります。

 

まずは、「何を伝えたいのか(何をしたいのか)」と「何が伝わっているか」を

冷静に考えてみる必要があります。

なるべくシンプルに、複数のメッセージを伝えようとしない方がいいです。

 

例えば、自分の夫に、

何度も「夜遅くなるなら、事前に連絡してほしい」と言っていながら

今日も連絡がなく、しれっと夜遅くに帰ってきたとしましょう。

 

ここで伝えたいメッセージは何でしょうか?

「自分が感じた『嫌な感情』以上に不快な思いをさせたい」

「自分の気持ちをスッキリさせたい」

というニーズなら、今までの「ガチギレ」や「シカト」で正解かもしれません。

しかし、「次こそは事前に連絡してほしい」というニーズの場合、

「ガチギレ」や「シカト」で伝わるでしょうか?

「シカト」の場合は、「怒ってるな」「気まずいな」という雰囲気から、

人によっては察して反省するかもしれませんが、

逆ギレして「言いたいことがあるなら言えよ」とか

「そんな態度だから早く帰りたくないんだ」とか

問題の本質とは関係のない言い訳をされるかもしれません。

「ガチギレ」の場合も、

人によっては「怒らせちゃったな」と反省するかもしれませんが、

「また責められてる」「どうせオレのこと嫌いなんだろう」などと、

関係性が悪くなる一方。

二人の距離はどんどん離れていきます。

 

「次こそは連絡してほしい」というのが一番のニーズの場合。

そもそも動物である人間に行動を促す場合。

心理学で最も使われているのは、

・好ましい行動に報酬を与える

・好ましくない行動には罰を与えない

ということです。犬やイルカと一緒です。

上記の場合、連絡したら報酬を与え、連絡しなかったら報酬を与えない。

しかしそれ以外は一緒(罰を与えない)が心理学的な正解です。

(他にも細かいルールがありますし、複雑に条件が絡んでいるので絶対にうまくいくとは言い切れません)

罰は不快な感情や無気力感を作り出してしまうからです。

「この不快な感情、口で言わなきゃ気が済まない」とほとんどの方は思うでしょうが、

そこは一旦グッとこらえ、別の手段で解消します。

カウンセリングで吐き出すのもいいかもしれません。

 

「伝えたいこと」と「伝わっていること」を一致させる。

それで初めて情報が伝わっていくのです。

 

依存症やひきこもりの家族を抱える方はどうでしょうか?

「規則正しく生活しなさい」

「またパチンコに行ったの?」

という(本人からすれば非難に受け取れる)発言は、

その状態を変えるために行動するのではなく、

その状態のまま「それを言われないようにどうすればいいか」という考えを生み出します。

結果、悪化する可能性があるのです。

 

家族の力で依存症を「治す」ことはできません。

それは、家族だけの「せい」ではなく、複雑な原因が絡み合っているからです。

ただ、家族の発言で、影響力を与えることはできます。

もうちょっと言えば、「治す」ことはできなくても、

「この状態はやばいな」とか「治療が必要だな」という意識を高めることはできます。

 

そ・こ・で♡

前置きが長くなりましたが、

11月より、「家族の関わり方講座」を始めることにいたしました。

PDFは→コチラ

 

薬物、アルコール、ギャンブル、ゲームなどの依存症のご家族の方、

不登校、ひきこもりのご家族の方。(不登校が悪いというわけではありません)

本人の気づきを促し、「このままではマズイから、治療しなければ」と思ってもらう。

講座を受けているご家族自身の幸福度を高める。

そんな内容の講座です。

横浜(午後クラス)、大阪(午前クラス、午後クラス)で開催。

※大阪の午前クラスは、今日現在で残席がアト1名となっております。

 

今回の講座の売りとして、実践を踏まえた講座の受講(全10回)に加えて、

カウンセリングも3回セットにしました。

これで講座では身に付きづらかった苦手なコミュニケーションの克服や

講座内では開示しづらい個人的な悩みなどの解消もできます。

 

依存症やひきこもりは、あなたのせいではない。

でも回復はあなたから始められる。

 

ご興味のある方は、ぜひお問合せください。

 

yokohama@oneness-g.com

担当:片桐

 

 

ついでながら、細々と「カウンセラー講座」も募集しています。

東京では(開講時期がちょっとずれて)10月開講です。→コチラ

援助側に興味のある方。こちらもぜひご検討ください。

katagiri@oneness-g.com

(担当:片桐)

 

ということで、今日もお読みいただき、ありがとうございました!

 

 

 

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