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ワンネスグループは、国際機関であるコロンボプラン・ICCEと協力関係を築き、ICCEの活動の日本の窓口になりました。

コロンボプランの中で、アジア圏を中心として、依存症問題に対応するための
国際組織ICCEは、この度、ワンネスグループと協力関係を築き、
日本におけるICCEの活動をサポートしていくことになりました。

ICCEとは、コロンボ・プラン国際アディクション専門職認定教育センター
(International Centre For Certification And Education Of Addiction Professionals)の略称で、
米国務省が支援する国際機関です。

ここでは依存症のプロフェッショナルを養成するための
世界基準の高度なプログラムと認定制度が提供されています。

1950年にアジア各国の発展のために相互間の援助を行う活動として、コロンボ計画が制定され、
その中で、ICCEは、近年大きな問題となってきた依存症への対処のために置かれた組織です。

2014年9月28日に大阪カンファレンスセンターにおいて
「薬物使用障害に関する大阪フォーラム」を実施したこと、
また、協力関係について、ICCEのWebサイトに紹介されました。
http://www.colombo-plan.org/index.php/the-colombo-plan-strengthens-its-collaboration-with-japan/

以下内容の翻訳です。

コロンボ・プラン、対日協力関係を強化する
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ICCE職員とワンネスグループの皆さん

日本は1954年にコロンボ・プランに加盟しました。長年にわたり、薬物諮問プログラム(DAP)、長期修士課程履修奨学金、環境汚染に関する研修、行政・民間セクター開発(PPSD)などのコロンボ・プランのプログラムに対し、日本は大きな役割を果たしてきました。

とりわけ、日本政府の支援を受けたDAPのアジア・太平洋地域の薬物需要削減プログラムは、他の加盟国にとっても役立っています。日本との協力関係を強化するために、コロンボ・プラン国際アディクション専門職認定教育センター(ICCE)は、2014年9月28日に大阪カンファレンスセンターにおいて「薬物使用障害に関する大阪フォーラム」を実施しました。これは、日本で薬物需要削減に取り組んでいる非政府組織であるワンネスグループとの共催になりました。

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フォーラムの参加者

フォーラムには日本全国より150名を超える治療サービス関係者が集いました。その多くは、薬物使用の当事者としての苦しみを経験してきた人たちでした。ICCEからは、テイ・ビエン・ホー、ウィノナ・パンダン、サスミタ・バンジーの3氏が出席し、ICCEの研修・資格認定プログラムについて参加者に説明しました。「共通治療カリキュラム」、「リカバリーコーチカリキュラム」、「コミュニティに根差した回復支援システム構築のためのカリキュラム」については詳しい解説がされました。続いて、リカバリーコーチカリキュラムから「回復資源」の部分を取り上げて1時間のトレーニングを行い、ICCEのトレーニングを実感してもらいました。聴講者の方はみな熱心で、発表ごとに盛んに質問が出されました。

ワンネスグループは、将来ICCEの教育プロバイダとして活動することに意欲を示しました。そして、ICCEはワンネスグループで最初に講師になる人たちに対して、「リカバリーコーチ」と「コミュニティに根差した回復支援システム構築」のカリキュラムに関するトレーニングを実施することを決定しました。ワンネスグループはICCEのカリキュラムを日本語に翻訳することに着手します。これに続き、共通治療カリキュラムに関して講師になる人たちをトレーニングすることになります。

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矢澤祐史氏がテイ・ビエン・ホー氏よりリカバリーコーチの資格認定書を受け取る

ワンネスグループの矢澤祐史氏は、数ヶ月前にマレーシアで「リカバリーコーチ(RC)」の筆記試験を受けて合格されましたが、フォーラムに置いてRCに資格認定書が手渡されました。これは、フォーラムに出席された全員の方への後押しになりました。

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