依存症経験者の視点で「生きやすい」社会づくりを目指す ONENESS GROUP ワンネスグループ

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インターネットゲーム依存症を知る

オンラインゲームやSNSなど、
ネットの世界に没頭し、
日常生活が
ままならなくなる時代性を
背景とする依存症

インターネットゲーム依存症とは?

いつでもどこでもインターネットに
つながる現代社会

家庭や学校、職場で、街角で、電車やバスの中で…。
多くの人は、一日のうちかなりの時間、パソコンやスマートフォンを通じてインターネットとつながっています。
情報にアクセスしやすく、コミュニケーションも簡単に、暇つぶしのツールもすべて手元に収まったのは時代かもしれません。しかし、その一方、情報に押し流され、孤立し、生活のほとんどをインターネットの中での活動に費やす人が見られるようになり、それに伴う問題が浮き彫りになってきています。

細分化されるインターネットゲーム依存症

インターネットゲーム依存症とは、さらにいくつかの細かな対象に分かれます。パソコンやスマートフォンを使って検索サイトや動画サイトを見ること、facebook、LINEやInstagramなどに代表されるSNS(コミュニティ型の交流サイト)を使うこと、オンラインゲームのサイトで楽しんだり、アプリをダウンロードして遊ぶ…など。
これら様々な行為に、ひとつあるいは複数に過度にのめりこむことで、自分をコントロールできなくなり、結果として、家族や周囲の人たちを傷つけ、社会生活が送れなくなってしまう状態を「インターネットゲーム依存症」言います。

どうしてインターネットに依存するのか?

インターネットゲーム依存症の状態が進行することにより、生活サイクルが狂うことで自身の健康、学業や仕事に影響を及ぼし、不登校や出勤拒否などに至るケースも少なくありません。
また、家庭内(親子間や夫婦間)の衝突や暴言、暴力に至ることや、過度な課金に絡む金銭問題の発生、さらには犯罪に巻きこまれる・巻きこむなど、思いもよらぬ問題が発生することもあります。
サイトを見る、ゲームを楽しむなどで得られる刺激や高揚感などを脳が「報酬」「良いもの」と認識することで、娯楽や気分転換になる方が多くいます。
この脳の動きについては、ギャンブルのような行為に対する依存(行為依存、プロセス依存)だけではなく、アルコールや薬物のような物質依存にも共通しているという指摘もあります。

その一方で、依存症者や依存の傾向の高い方は、自身の苦しい生き方や、こころのなかに生じるネガティブな感情(ワンネスグループでは、生きづらさ・生きづらい感情と呼んでいます)の対処手段として、サイト閲覧に耽ることやゲームの刺激や高揚感を欲するようになるので、次第にコントロールが効かなくなり、問題が生じてもやめられず、余計にしたくなるという状態に陥るのです。ですので、インターネットゲーム依存症は「(脳の)病気」という表現もできれば、「こころの問題」という見方もできます。

なお、インターネットゲーム依存症は、ワンネスグループが使用している表現です。
2018年6月に世界保健機関が国際疾病分類(ICD)のなかで新たな病気として「ゲーム障害(ゲーム症)」を盛り込むことを表明(2019年5月の総会で正式決定の見通し)。アメリカ精神医学会の基準(DSM)では、「今後の研究のための病態」として公式には精神疾患とはされてはいないものの、「インターネットゲーム障害」を取り上げています。

依存症かどうかをチェック

診断基準とは別に、自身の状態を知る上で参考になるチェック項目(スクリーニングテスト)があります。ここでは、前項で取り上げたアメリカ精神医学会(DSM)での基準を挙げます。
なお、チェック項目についてはほかにもありますが、あくまで依存症かどうかの可能性を判断するものです。結局は、チェックされているご自身が「いまの状況をどう捉え、これからどうしたいのか」を考え、考えた方向性に沿った行動をすることが大切です。

12ヶ月の間に あなたの状態は以下の質問に当てはまりますか?

質 問 回 答
1

1
満足を得るために、ネットを使う時間を段々長くして行かなければならないと感じていますか?

(a)はい
(b)いいえ
2

2
ネット使用を制限したり、時間を減らしたり、完全にやめようとしたが、うまくいかなかったことが度々ありましたか?

(a)はい
(b)いいえ
3

3
ネット使用時間を短くしたり、完全にやめようとしたとき、落ち着かなかったり、不機嫌や落ち込み、またはイライラなどを感じますか?

(a)はい
(b)いいえ
4

4
使い始めに意図したよりも、長い時間ネットを使用していますか?

(a)はい
(b)いいえ
5

5
ネットのために大切な人間関係、学校のことや、部活動のことを台無しにしたり、危うくするようなことがありましたか?

(a)はい
(b)いいえ
6

6
ネットへの熱中のしすぎを隠すために、家族、学校の先生やその他の人たちに嘘をついたことがありますか?

(a)はい
(b)いいえ
7

7
問題から逃げるために、または、絶望的な気持ち、罪悪感、不安、落ち込みなどといった嫌な気持ちから逃げるためにネットを使いますか?

(a)はい
(b)いいえ

12ヵ月の間に(a)はいが5項目以上当てはまる場合は「ネットゲーム依存症の疑い」

ワンネスグループのスタッフや利用者が語る
「インターネットゲーム依存症」の経験

木村 勇也(セレニティパークジャパン奈良)

私はギャンブル依存症の当事者です。しかし、今振り返ると私の依存の問題はギャンブルだけではありませんでした。10代の頃はスポーツに励む時期もありましたが、高校生の時に大きな挫折を経験しました。そこからコンプレックスという恥の気持ち、「生まれ変わってやり直したい」という思いから先輩とギャンブルを始めました。同時にネットサーフィンやネットゲームに耽る時間も増え、学校を休むようにもなっていました。「インターネットやゲームの中では、現実の自分では出来ないことが実現できる」という感覚が唯一の心の支えでした。家族からはインターネットに没頭している姿を注意されるものの、反発しかありませんでした。20代になってからスマートフォンを始めて手に入れました。いつでもネットと繋がるツールを手に入れ、ギャンブルの問題がさらに大きくなっていくと同時にインターネットへの依存も深刻になっていきました。そのころの私は、現実での生活に希望を感じることができず、昼間はギャンブル、夜にはネットやゲームに逃げ込むようになり、金銭の問題が常に絶えない状態でした。家族に借金を返してもらうものの、それでも問題は無くならず、最後は横領をして金銭の工面をするようになっていました。

ダイさん(セレニティパークジャパン奈良 利用者)

大学生になりスマホのゲームに出会い、20歳の時に本格的にゲームにのめり込むようになりました。
はじめは趣味やただの遊びという感覚でゲームをしていました。社会人になり、家族や友人と過ごす時間が減るにつれて、ゲームに居場所を求めるようになりました。プレイ時間の増加や課金が止まらなくなり、借金を抱えるようになっていきました。借金を抱えることで家族の溝は深まり、ついには友人や会社の同僚達からお金を借りるようになりました。
家でも居場所はなく、会社には行けない状況を自分から作り出してしまい、現実逃避をするためにさらにゲームへ逃げ込むという悪循環にはまっていきました。居場所を求めていたはずが、家族・友人・会社との関係を崩し、孤独になっていきました。

インターネットゲーム依存症から脱却するために

~ 一般的な社会資源について ~

依存から脱却するためには、ネットの使い方を考える・利用時間を決める・ネットゲーム以外の趣味(生きがい)を見つける・・・ということだけではなく、「なぜ、自分にとってネットゲームが必要なのか」「なぜ、生きづらいのか」ということを見つめて、自身のこころのなかにあって語れていないことを言語化していくこと、そのためのコミュニティや手段につながることも必要です。

  • ・インターネットあるいはゲーム依存症治療を標榜している病院やクリニックの受診またはデイケアの利用
  • ・「自助グループ」と呼ばれる依存症当事者ミーティングへの参加
    (アルコール、薬物、ギャンブルに比べて開催箇所・会場数は少ないです)
  • ・民間のカウンセリングルームの利用
  • ・民間の依存症回復支援施設の利用

それぞれの機関は、利用料の有り無し、保険適用の有無、通所か入所か、サポート体制の濃さ、プログラム内容など、異なった特徴を持っています。ひとつだけ利用する人もいれば、幾つか組み合わせて利用している人もいますが、いずれにせよ、今までの苦しい生き方を変えるためには、どのような方法にせよ今までとは違った行動をとる必要があります。

※依存症の疑いがある、あるいは依存症の診断を受けているご本人が幼児や小・中・高校生の場合は自助グループの利用や民間回復支援施設の利用が現実的ではないケースが大半です。
その場合も、単に「使い方、ルールを決める」や「ほかに趣味を見つける」などの対処だけではなく、そもそも親がどのように子に関わっているのか(なぜ、そのような関わり方をしているのか)を見つめ直し、場合によっては親自身の生き方を考える機会にするように、ワンネスグループとしてはアドバイスしています。

~ ワンネスグループができること ~

依存症相談の提供

ワンネスグループでは、以下の方法で
個別相談を受け付けています。
依存症を経験したスタッフ、
家族としての立場を経験したスタッフが
お話を伺います。

電話
(依存症相談ダイアル) 0120-111-351(月曜〜金曜 10:00〜17:00)
メール
(依存症sosメール相談) sos@oneness-g.com
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来所
各施設・各拠点に直接ご連絡いただくか
(依存症相談ダイアル) 0120-111-351へ連絡いただき日程調整をおこないます。

施設入所プログラム共同生活を通してインターネットやゲームと
健康的に関わる生き方、
必要がなければ無理に関わらないという生き方を学び実践

  • SERENITY PARK JAPANセレニティパーク
    ジャパン
    (奈良)
  • SERENITY PARK JAPAN OKINAWAセレニティパークジャパン
    沖縄
    (那覇・南城)
  • Flower Gardenフラワーガーデン
    (奈良/女性専用施設)

週末通所コース仕事や学業で施設入所のハードルが高い人向け

  • ワンネスグループ
    大阪オフィス
  • ワンネスグループ
    横浜オフィス
  • SERENITY PARK JAPAN NAGOYAセレニティパーク
    ジャパン名古屋
    (名古屋)

インターネットやゲームへのかかわりで
困っている本人のためのミーティング
(大阪/参加無料)

大阪で本人のみが参加できる
自助グループ的なミーティングを開催。
経験のシェアなどを行っています。
参加無料/事前予約が必要
詳しくは(依存症相談ダイアル) 0120-111-351(月曜〜金曜 10:00〜17:00)
メール:info@oneness-g.comまで

回復プログラム勉強会(ステップスタディグループ)
大阪会場/名古屋会場/沖縄(那覇)会場

ワンネスグループでは、
大阪・名古屋・沖縄(那覇)で
依存症脱却プログラムの
勉強会(ステップスタディグループ)を開催。
自助グループ的な雰囲気で
ワンネス出版発行の書籍ほか、
依存脱却の参考になる文献の読みあわせや経験のシェアなどを行っています。
参加無料/事前予約は不要
詳しくは(依存症相談ダイアル) 0120-111-351(月曜〜金曜 10:00〜17:00)
メール:info@oneness-g.comまで