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2019.09.19

動物と過ごす

“Time spent with cats is never wasted.”  -Sigmund Freud

「猫と過ごす時間は、決して無駄にはならない ージークムント・フロイト」

 

こんにちは。

私は普段から、心理学者の名言を目にした時に、記録するようにしています。
いつか使うんじゃないか、と思って。

溜まったままで、陽の目を見ることがなかった「心理学者の名言集(片桐セレクト)」ですが、

昨日、大阪のスタッフ(みどりさん)から依頼され、ようやく使うことができました。

(ワンネスグループのご家族のいずれかの会に参加されている方、ご覧になる機会があるかもしれません)

 

その中で、(自分で選んでおきながら)昨日最も目を引いたのが、上記の名言。

“言葉で諦める者は、現実でも諦めるものだ”

“各人はそれぞれ自分で幸福になる方法を実験してみなければならない”

など、「ありそうな」ものの中に含まれていたので、

特に意味もなく目を引いたのだと思いますが、

確かに猫にも「癒し効果」があります。

ボカシ入り。写真は全てマーシーさん撮影。

 

ワンネスグループの中で、最も猫の癒しを享受しているマーシーさんに、

どんなところが癒されるか、聞いてみました。(ここに書けるものだけ抜粋)

・自分が必要とされている満足感

・タッチの心地よさ

・ぷにゅぷにゅ感で癒し

・寝顔萌え

などなど。

マーシーさんが言うと、何かイヤらしさを感じるところがありますが、

科学的にも、

・自閉症の方の癒し効果

・ストレスや、うつ症状、その他精神疾患の軽減

・心臓発作や卒中のリスク、コレステロールの軽減、血圧の低下

・幸福度の向上

など言われています。

人に拒絶された時の癒し効果もあるようです。

猫は犬以上に記憶力がある(でも芸を覚えることに興味がないからそのように見えない)

と言うのも聞いたことがあります。

 

ここまで言っておいてなんですが。

上の名言、本当にフロイトが言ったかどうかわからないようです。

代わりにフロイトは、

セッション中に「jo-fi」と言う名のチャウチャウ犬に助けてもらっていたとのこと。

 

犬もまた(犬の方こそ)人間を助けてくれる存在です。

・犬は仲間の動きを観察し、同じ行動をとる傾向(イタリア研究)

・犬は身近な人の顔をしっかり認識している(フィンランド研究)

・愛情ホルモン「オキシトシン」によって、犬と人間の友情が育まれている(日本研究)

・犬は飼い主など人の痛みを感じている(アメリカなどの研究)

・犬と飼い主は目が似てくる(日本研究)

ちょっと探すだけでも、犬が人間の役に立っていることが世界中で研究されています。

上記の「jo-fi」は、クライアントの感情状態を理解し、

座る位置によってフロイトに教えていたそうです。あと、タイムキーパー的な役割も。

 

ワンネスグループのクライアントさんたちも、犬の世話を学びながら、

助けてもらっています。

 

何れにしても、犬も猫も、人間にとって欠かせない存在ですね。

 

ここで、素朴な疑問が湧いてくるかもしれません。

人間にとって大切な存在であっても、犬(や猫)にとって人間は大切な存在なのだろうか、と。

 

猫の研究は見つけられませんでしたが、

犬に関しては、どうやら同族の犬以上に

自分を飼っている人間たちに対して愛情を感じているそうです。

(→コチラ[英語])

 

日本ではすでに子どもよりもペットの数の方が多くなっています。

今後は、犬や猫のメンタルケアの必要性も叫ばれるようになるかもしれません。

これからもずっと、いい関係性でいたいですね。

 

と言うことで、今日もお読みいただき、ありがとうございました!

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