2021.10.03
刑事施設出所者の生き直し「断らない支援」へ
奈良県内で再犯防止に取り組む団体同士で、実践ベースの連携を組む「あしかプロジェクト」が、先月15日、研修会を開催しました。
昨年秋、共同代表の伊藤と私で、奈良県地域生活定着支援センターの西田センター長に相談したことがきっかけでプロジェクトがスタート。
あ:新しい
し:社会資源どうしの
か:関わり方を考える
プロジェクト
それぞれの頭文字をとった「あしか」は西田センター長が名付け親。
その後、財団と長年関わって頂いている宮坂光行弁護士に参画いただき、今年2月の初回研修会後に団体が増え、学びと実践で連携事例を重ねることができました。
私たち財団も、他の団体の皆さんも、それぞれ生き直しサポートの取り組みを続けてきました。既に社会資源自体は存在していたのです。しかし、資源と資源の間に隙間があることで、生き直しのスタートラインに立てない、途中で諦めてしまう人がどれだけいたでしょうか。
司法や行政など関係機関の皆さんにも関心を持っていただき、前回以上の参加となりました。
研修会は、連携事例の発表と、事例を用いたグループワークの二本立て。より重層的な、選択肢の広がるサポートのために、参加者それぞれの経験や所属機関の強みを持ちより、考えをまとめていただきました。
目指す方向は同じ。
立場の違いや細かい考えの違いを超え、本気で繋がり、考える。
私は内容企画、運営準備と全体司会を担当しましたが、会場は終始熱気があって、安心感もあるという素敵な時間を過ごすことができました。
準備協力頂いた皆さんに感謝。
そして、この大きな器はもっと大きく厚くなります。
(ワンネス財団 共同代表 三宅隆之)
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