2017.01.31
ワンネスグループ 新たなる飛翔のステージへ~ グループ創設者矢澤祐史から代表職が伊藤、三宅へ引き継がれます~
今年、12年目を迎える、依存症治療共同体ワンネスグループの歩み。今では全国各拠点で60名を超えるスタッフが、依存の問題を抱える本人や家族の相談、入所、回復、そして社会復帰のサポートを提供しています。活動の範囲は国内にとどまらず、海外の諸団体と連携を深めるなど、日本における依存症問題解決のためのトップランナーとして日々前進し続ける私たち、ワンネスグループ。
その原点をつくり、現在に至るまでの道を切り拓いてきたグループ代表者である矢澤祐史が、このたび、新たなる飛翔に向けて副代表の伊藤宏基、三宅隆之の両名に代表職を引き継ぐ決意をしました。
ワンネスグループの活動が拡がるなか、依存症から脱却し新しい生き方を手にしていく人たちの輪も拡がっています。その人たちの中からグループ各施設のスタッフを目指し、すばらしいスキルを持った専門職が次々と生まれています。昨年末、各施設の施設長がそのような志高い若手スタッフに引き継がれました。そして、代表職交代により、グループ全体が新しいステージへと進むことになりました。
グループ発足当初から矢澤代表と苦楽を共にしてきた伊藤、グループの持つ価値を絶えず発信し続ける三宅。依存症問題の解決を目指し常に変化を志向するワンネスグループの、矢澤代表のDNAが、次世代に引き継がれていきます。
そして、矢澤代表自身は、さらに高い志を持ち、グローバルな視点で新しいプロジェクトを始動させます。ワンネスグループをご支援くださる皆さま。2017年は大きな変化の年となります。今後とも一層のご支援をお願いいたします。
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<ワンネスグループ創設者 矢澤祐史から挨拶>
ここ数年、私たちの法人は大きな変貌と発展を遂げてきました。当初の任意団体から社団法人 座、続いて一般社団法人GARDENへ。同時に一般社団法人セレニティパークジャパンの開設とともに、沖縄や名古屋へ活動範囲を広げ、それらを一般財団法人ワンネスグループが統括するに至りました。また、雇用創生事業として、ワンネスの里農業やラーメンチェーンの『拳玉』などが育ち、出版部門、セミナー・ワークショップ部門、啓発活動部門など多岐にわたるプロジェクトを手掛けるまでに成長いたしました。
昨年末、新たな決断を行いました。私、矢澤祐史はワンネスグループ代表の職を、これまで副代表を務めてくれた伊藤宏基と三宅隆之の両名に譲ることにしました。
伊藤は副代表として地方自治体や司法・矯正施設の方々との関係づくり、グループ内の運営実務の統括や人材開発にあたってくれています。多方面に活動の場が広がっても、中核の回復支援が堅固であり、続けられているのは彼のおかげです。
また三宅は、マスコミ対応や諸団体との交流、省庁や国会へのロビー活動、IGCCBなどの海外団体との関係構築に奔走してくれています。ギャンブル依存症支援の国際化は彼あってのものです。これまでもワンネスの中核にいた2名が、今後もさらなる成長へとけん引してくれるでしょう。
そして、私は依存症で苦しむ人のみならず、世界中の人々を「勇気づける」ことを新たな‘志事’(しごと)にし、活動をしていく所存です。引き続き、ワンネスグループをよろしくお願い申し上げます。
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<ワンネスグループ共同代表 伊藤宏基から挨拶>
日頃の皆様の温かいご支援とご理解に感謝申し上げます。今年よりワンネスグループの共同代表に就任致しました伊藤宏基です。このグループで働き、8年が過ぎようとしています。
ワンネスグループが発展変化を遂げる激動の8年に、微力ながら貢献できたことを誇りに思っております。それもすべて、ご支援いただける皆様、並びに関係者の方々、自分を先導し肩を貸してくれた矢澤、力を合わせてくれた三宅をはじめとするスタッフ、メンバーのお陰です。
私はワンネスが広がりを見せる中、屋台骨を守ることに尽力してきました。その役どころはこの先も変わりありませんが、さらに多くの依存症者の救いの手となれるようにワンネスを強固なものにしていく所存です。それが、自分の天職であり、この先も継続していく感謝の表明でもあります。
60名近い職員と約130名の回復中のクライアント、そしてご家族の皆様が溢れんばかりの輝きを手にすることができる共同体であり続けるよう、三宅と力を合わせ邁進してまいります。私は未熟者ですが、今後も矢澤前代表と同様、ご指導とご支援のほどお願い申し上げます。
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<ワンネスグループ共同代表 三宅隆之から挨拶>
ワンネスグループの活動へご理解ご支援くださっている多くの皆さま、この度グループの共同代表に就任いたしました三宅隆之と申します。2011年にワンネスグループへ転職し丸5年。私は仕事人として、そして今を生きるひとりの人間としても大きく成長を遂げました。
グループのスタッフやメンバー達に、支援者、関係者の皆さまに、共同して代表職を務める伊藤に、そして創設者の矢澤に…。その考え方、行動のすべてが学びとなる、多くの機会をいただいてきたという感謝があります。その思いを胸に、このグループをより高く飛翔させていくという使命を持ち、走り続けてまいります。
私のメインフィールドである問題ギャンブル対策についてひと言。いわゆるカジノ法案が成立した昨年末、北海道から沖縄まで7都市で緊急セミナーを開催しました。現場で感じたのは、ギャンブル依存症に対する正しい認識の広がりは始まったばかりだということ。
これから様々に講じられていくであろう依存症対策に対し、単に批判するのではなく、いま苦しんでいるご本人やご家族にとって救いとなるような具体策、そして苦しみを未然に防ぐ具体策とは何かを、丁寧に粘り強く関係各所へ伝え続けていきます。これからも、矢澤前代表と同様ご指導とご支援のほどお願い申し上げます。
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