心身の回復とウェルビーイングな生き直しを。

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2017.04.01

ＩＲ（カジノ）誘致自治体が『地域で依存症を知る第一歩』を！～泉佐野市主催勉強会で三宅共同代表が「ギャンブル依存症の現況と対策」を講演～

昨年末に成立したＩＲ推進法（いわゆるカジノ法案）の審議中から、焦点のひとつとなっている「ギャンブル依存症対策」。成立直後、政府が依存症者の実態調査を行う方針を打ち出し、また今年に入り、各党がプロジェクトチームを設置し今国会中の対策法案提出を目指すなど、動きが本格化しているのは、ブログをご覧の皆さんはご存知のことでしょう。

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ギャンブル依存症対策の担い手として、政府は「地方自治体と事業主体が相応の責任を負う」という考えを示しています。既存ギャンブルの施行団体やギャンブル性のある遊技の事業者のみならず、ＩＲの導入を考えている自治体も対策法実施を見据えた取り組みが求められるところですが、実際に何をすべきか戸惑っており、周囲の動向を眺めている段階にあるのではないでしょうか。

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そのような状況のなか、ＩＲ誘致を目指す自治体がまず「ギャンブル依存症の事を知る」ということを地元市民に拡げてゆきたいとの思いで、先月30日夜、大阪府泉佐野市主催のＩＲ勉強会『ギャンブル依存症の現況と対策』が開催され、年度末にもかかわらず会場には大勢の方が参加されました。

登壇者は順に、依存症治療共同体ワンネスグループ共同代表の三宅隆之、ワンネスダイバージョンセンター長で弁護士の菅原直美先生、大阪商業大学アミューズメント産業研究所客員研究員の大谷信盛先生の三名が、それぞれの知見に基づきギャンブル依存症を解説しました。

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三宅からは、ギャンブル依存症の定義や依存症者数という概要から、回復や治療を担う社会資源の現状、そしてギャンブル依存症対策法案を見据えワンネスグループが各地域で取り組んできた活動を紹介。菅原先生からは、ワンネスグループの利用者や相談者との関わりの中から法律面での依存症のリスクを解説されました。大谷先生からは、依存症予防や早期発見・対処にもつながる「ギャンブル教育と入場制限」について講演。ギャンブル未経験者ともいえる青少年のうちに必要とされる、知識や技能について海外事例の知見を踏まえて具体的に述べられました。

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依存症について、依存症治療共同体ワンネスグループは「知ることは防ぐこと、知ることは解決への第一歩」というキャッチフレーズを用いて全国各地でセミナーを行い、また、行政や学校、企業などの団体が主催する勉強会で講演を行っています。

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依存症対策は国主導で行うものも必要ですが、依存症を地域で理解していくという空気感の醸成、予防教育やもしものときの社会資源の充実など、各地域でできることが多くあり、足らないものについては近隣や遠くの地域から持ってくるなど柔軟な考え方が求められます。

今回の勉強会は、ＩＲ誘致を表明している自治体主催が、市民を対象に開催するという非常に貴重な機会だという印象をもちました。その機会に登壇させていただき本当に感謝いたします。今後も、地域における依存症対策について少しでも寄与できればと思います。

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依存症治療共同体ワンネスグループはもちろん、国内の民間団体や自助組織等はＩＲ法案の賛否が言われるはるか前より、ギャンブル依存症についての啓発や対策をそれぞれができる範囲を取り組んで来ました。これから具体化されていくギャンブル依存症対策について、既存の考え方にこれら民間団体の経験をプラスして頂けたら、より効果のある対策になるのではないかと考えます。

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５月１３日（土）は東京、翌１４日（日）には大阪で、「ギャンブル依存症対策フォーラム」を開催いたします。米国問題ギャンブル協議会（ＮＣＰＧ）のキーパーソンであるキース・ホワイト氏に来日いただき、アメリカ国内における対策事例を紹介いただくほか、ギャンブル依存症対策における連携のあり方などもお話いただきます。

私自身、１１年近く前にギャンブル依存の渦から抜け出すことができたのは、ギャンブル依存症について「知る」きっかけがあったからです。ワンネスグループにおけるギャンブル依存症対策の中身が年々変化しているのも、やはり国内や諸外国における有効な方法を「知る」きっかけがあったからです。

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依存症治療共同体ワンネスグループのスタッフは、今後も知る機会に背中を向けずに積極的に学び、考えて、ギャンブル依存症対策に寄与できるよう活動を続けます。

依存症治療共同体ワンネスグループ 共同代表　三宅隆之

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【5月13日(土) 東京&5月14日(日)大阪　ワンネスグループ ギャンブル依存症対策フォーラム開催】
～何が必要か？どう取り組むか？　アメリカの事例を知る～

※事前申し込みが必要です。
https://asp.jcity.co.jp/FORM/?userid=spjag&formid=184

【フォーラムの詳細はこちらです。】

ワンネスグループは、共同代表の三宅隆之と通訳スタッフの川口衆の両名が、2014年夏、オーランドで開催された全米問題ギャンブル協議会年次総会に初参加。

協議会の「アメリカにおける合法ギャンブルに対して中立の立場を持ち、ギャンブルの影響を受けている本人や家族のためだけに機能する」というスタンスに深く共感し、連携が始まりました。

その後、NCPGの関連団体であるIGCCB（国際問題ギャンブルカウンセラー認定委員会）による、日本国内初の認定講座を開催。生物学から司法に関する部分まで、問題を抱えたギャンブラーや家族などの支援に必要なカウンセリングスキルを学び、昨年末に認定カウンセラー（ICGC-1）が誕生しています。

※NCPGおよびIGCCBの紹介はこちらをご覧ください。
http://oneness-g.com/igccb/

※キース・ホワイト氏へのインタビュー動画はこちら
https://youtu.be/wAw_B3hbFBk

◎ワンネスグループ ギャンブル依存症対策フォーラム ～アメリカの取り組み事例を知る～

【東京会場】
●日時：5月13日（土）13：00～16：00
●会場：霞が関ナレッジスクエアスタジオ（千代田区霞が関3-2-1 霞が関コモンゲート）
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【大阪会場】
●日時：5月14日（日）13：00～16：00
●会場：大阪国際交流センター小ホール（大阪市天王寺区上本町8-2-6）
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【両会場ともに】

●登壇者（3月15日現在）
キース・ホワイト氏／全米問題ギャンブル協議会（NCPG）専務理事
ロリーン・ルーグル氏／国際問題ギャンブルカウンセラー認定委員会（IGCCB）代表　※ビデオ出演
三宅隆之／一般財団法人ワンネスグループ共同代表

●参加費：2,000円(税込)　※当日、受付でお支払いください。

●申込み：参加には事前申し込みが必要です。

＜WEB申込＞
下記URLから申し込みいただけます。
https://asp.jcity.co.jp/FORM/?userid=spjag&formid=184

＜FAX申込＞
郵便番号・住所・氏名・参加会場・参加人数・所属・連絡先（メールアドレス、電話番号の両方）を下記宛先までFAXお願いいたします。
FAX：0745-24-7765（ワンネスグループ奈良オフィス）

●お問合せ
TEL：0745-24-7766（ワンネスグループ奈良オフィス　担当：三宅）

●主催：
ワンネスグループ 一般社団法人セレニティパークジャパン
http://oneness-g.com/

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【依存症相談フリーダイヤル・ＳＯＳメール相談】
～ギャンブル・アルコール・薬物依存症でお困りの方、ご家族の方へ～
専門的知識と、数多くの依存症者と関わっている経験豊かなスタッフが対応します。
薬物問題でのご相談の場合も、秘密は守られます。安心してご相談ください。
(電話がつながりにくい場合は、お手数ですが再度お電話ください。)

＜依存症相談フリーダイヤル＞　0120-111-351　（受付時間：月～金曜日/10時～17時）
＜依存症ＳＯＳメール相談＞

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～ひとりで悩まないで、私たちにご相談ください～【日本ファミリーインタベンションセンター】
日本ファミリーインタベンションセンターは依存症問題を抱える家族のための相談窓口です。

詳しくはこちらからご覧ください。

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【全国各地で開催！ 依存症を知るセミナー】

経験豊かなスタッフがお話を伺います。秘密厳守なので安心してお越しください。依存症を克服したスタッフの体験談もセミナーの中でお伝えいたします。

依存症がわかる相談できるセミナー　(※参加無料・申し込み不要です)

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【関西・東海・沖縄地区で開催！ワンネス ファミリーグループ（家族会）】

ワンネスグループでは、依存症のご家族を持つ方のための家族会、「ワンネスファミリーグループ」を関西、東海、沖縄地区で定期的に開催しています。
ワンネスグループ・関西＆東海＆沖縄地区の詳細はこちら　(※参加無料・申し込み不要です)

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メールマガジンは毎週水曜朝配信。依存症、また、依存症回復に関する最新情報をお知らせいたします。ぜひ、ご登録ください！（ワンネスHP内、セミナー情報の1番下のお知らせから、ご登録が可能です。）
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