心身の回復とウェルビーイングな生き直しを。

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2016.12.01

ギャンブル依存症、カジノ、「批判だけではなく、依存症解決の具体策を！」ワンネスグループ代表・スタッフが、国際ギャンブルカウンセラー資格に合格しました。

日本にもカジノが実現するのか・・・？

国会では、ＩＲ（カジノを含む統合型リゾート）推進法案が１１月３０日、衆議院内閣委員会で審議入りしました。今臨時国会での成立を目指すべく審議を進める勢力がある一方、慎重な審議を求める、あるいは審議自体を欠席している勢力もあり、国会最終盤の注目点となっています。

推進法案が審議入りする前から、「経済効果、地域振興vs依存症増加、治安悪化」といったように、賛成と反対がぶつかり合う構図が続いています。依存症回復のエキスパートである私たちワンネスグループは、賛否双方の意見をしっかりと見つめながらも、今回の法案審議を「ギャンブル依存症（ギャンブル障害）を含めた、問題ギャンブル対策」の大きなきっかけとして欲しいと強く願っています。

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ギャンブル依存症は、いまに始まった問題ではありません。この瞬間も、どこかで、ギャンブルを自身でコントロールできない事により問題を生じている本人、その影響を受けている周囲の人たちがいます。私たちは、そのように問題を抱えた方に、できる限り速やかに支援を提供したいと、相談窓口の充実、施設プログラムの充実、スタッフの支援スキル向上、そして依存症をより良く知っていただくための市民向けセミナー、企業・学校向け予防活動を続けてきました。

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そして、ＩＲ推進法案が審議入りに時を同じくし、問題ギャンブルについての専門的知見を持ったカウンセラーが、ワンネスグループに誕生しました。

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ＩＧＣＣＢ（国際問題ギャンブルカウンセラー認定委員会）の発行する資格である、ＩＣＧＣ－１に、グループ代表の矢澤、副代表の三宅、通訳スタッフの川口の３名が合格。晴れて、国際的にも活躍できる資格を得ることができました。

日本国内においても、問題ギャンブルについて対策や当事者、家族支援が以前より行われてきました。ワンネスグループにおいても、かつてギャンブル依存に苦しみ回復を遂げた者が「当事者性」を活かした関わりを行ってきました。しかし、問題を抱えている方の背景は様々であり、医学的、法的など複数の領域をまたぐ専門性が必要とされてきました。

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ワンネスグループでは、このような状況を踏まえ、２年前から海外の問題ギャンブル対策の先進事例を現地でリサーチ。ＩＧＣＣＢ代表のロリーンルーグル博士（メリーランド大学医学部問題賭博センター　プログラム・ディレクター）を招聘し、ＩＣＧＣ－１資格の導入をスタートさせました。そして今年１０月、国内初の試験が実施され、合格者を輩出するに至りました。

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ワンネスグループとＩＧＣＣＢとの関係は、こちらをご覧ください

http://oneness-g.com/igccb/

ルーグル博士は、今年７月にニューヨークで開催された、全米問題ギャンブル協議会の会場で三宅副代表のインタビューに答え、『皆さんが、日本の認定問題ギャンブルカウンセラーの第一世代になることは本当に素敵です』『病気、クライアントとの接し方、そしてケアの連続体の戦略開発について多くの時間を割いて学んできましたので、皆さんは次の世代を教えられるようになります。』『苦しんでいる人たちが必要としているものを届けられるように、今後とも協力していきましょう』と期待を語りました。

「ギャンブルの存在があるから依存症になったのだ」、「私が依存症になったのはギャンブルがあったせいだ」との考え方は一理あるかも知れません。しかし、その考え方を持ち続けた状態では、ギャンブルへのとらわれから解放され、自由と可能性あふれる生き方を手にすることは難しかった・・・と、「マイナス１０からプラス１０への回復」を掲げる私たちスタッフは実感しています。

カジノの賛否を超え、いま苦しむ人に支援を提供したい。単なる批判に終始するのではなく、実質の伴うしっかりとした解決策こそ、いま求められています。

一般財団法人　ワンネスグループ　副代表　三宅隆之
http://oneness-g.com/

一般財団法人ワンネスグループ
代表理事 矢澤祐史
http://www.oneness-g.com/

＜矢澤祐史公式サイト＞　http://oneness-yazawa.com/