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2017.01.28

難しい対応が迫られる専門職後見人が依存症への理解を深める～司法書士による成年後見研修会でワンネスグループ三宅共同代表が講演…徳島～

「成年後見制度」どこかで耳にしたある言葉ですが、実際にどのような制度なのかご存知ですか？簡単にまとめると、判断能力の不十分な方を法律の面や生活面で支える制度で、主な対象者は認知症、精神障害、知的障害等により判断能力が十分でない人たちだそうです。判断能力の程度によって、後見（こうけん）、保佐（ほさ）、補助（ほじょ）の３つに区分されて、それぞれに支援の内容が異なるというものです。

 

後見などの支援を行う人を後見人、保佐人、補助人と言いますが、法的な問題も絡むために専門家が務める（選任される）事が多く、司法書士の方たちも、この分野で活躍しています。

 

今回、司法書士後見人による全国団体である公益社団法人成年後見センター・リーガルサポート徳島支部が依存症への理解を深める研修会を企画。
講演のご依頼をいただき、ワンネスグループ共同代表の三宅隆之と、奈良本部スタッフの真篠剛が伺いました。

『それって依存症？～早期発見・対処の鍵とは？～』と題して行われた研修会は、前半では、依存症の定義やその要因、特に環境要因から当事者が抱える「生きづらさ」について、三宅、真篠の経験や、VTRを交えてお伝えしました。
また後半では、司法書士の先生方が職務を行う上で依存症あるいはその疑いを持つ方とかかわる際に、支援者としてできること・できないことを中心に、ワンネスグループ相談ダイアルの現場での経験などを交えて講演が進められました。

計３時間にわたる研修会を終えて、参加者の皆さんからは、「これまで認知症の方や知的障害の方との関わりはあったが、依存症の方との関わりは無かった…というか、振り返ってみれば依存症かも知れないという人は数多くいたように思う。

 

今回の研修で深く知ることができ対処の詳細もわかった。」「誰しも陥る可能性があること、しかし脱却できることが分かりました。小さいころからの教育、家庭環境、生い立ちなどとの因果関係があるように感じました」「依存症からの脱却の過程において、周囲の関わりやサポートの大切さを実感した」など、多くの感想をいただきました。

 

依存症の早期発見、早期対処の観点から考えると、司法書士の先生方をはじめ法律家の皆さんが果たす役割は非常に大きいと、依存症治療共同体ワンネスグループでは考えています。
特に、ギャンブル依存症のような行為依存は身体的部分よりは金銭や家庭、職場内の問題など、社会的な部分にその問題が頻繁に生じます。
依存症の知識を手にしていただくということは、依存症で苦しむ本人や家族をより深い問題への進行を未然に防ぐことを意味します。

 

講演を担当した三宅は、ギャンブル依存からの回復をスタートさせた当初、関東地区の司法書士事務所で補助者として勤務した経験を持っています。「今回、このような貴重な機会をいただき、当時大変にお世話になった先生に対して間接的かもしれないが恩返しできたような気がします」と語った三宅副代表。

 

 

依存症治療共同体ワンネスグループは、これからも専門家の先生方の職務の参考としていただけるようなセミナー、研修会の開催を目指します。

＜あなたの街で、講演会・フォーラム・セミナーを開催します！＞

依存症治療共同体ワンネスグループでは、危険ドラッグ防止や依存症啓発に関する、フォーラムやセミナー、シンポジウム、相談会、予防教育などを各地で行ってきました。
これまでのワンネスグループの開催実績を踏まえ、昨今、急増するこれからの問題に対処するため、都道府県／市区町村、各種団体、企業にて開催のリクエストをいただければ、皆さまの街に私たちが出張し、講演会・フォーラム・セミナーを開催運営いたします。

ギャンブル・アルコール・薬物依存症に関する、講演会・フォーラム・セミナー予防教育など、ぜひ、ご相談ください。

【お問合せ】
ＴＥＬ：0745-24-7766
問合せフォーム：http://oneness-g.com/management.html
担当：依存症治療共同体ワンネスグループ共同代表　三宅隆之

一般財団法人　ワンネスグループ