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2016.05.20

奈良市都南地域包括圏域内ネットワーク会議(第一回目)講演 酢谷

【薬物は使用をやめてからが回復のスタート】
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先日「奈良市都南地域包括圏域内ネットワーク会議(第一回目)」で、一般社団法人 GARDENスタッフの酢谷映人の講演会が開催されました。
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「地域包括センター」では、あらゆる障がいを抱えた方が住み慣れた地域で安心して生活できるように支え合いながら支援をされています。
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講師の酢谷の「生きづらさを抱えた依存症に対する理解と支援」と題したセミナーでは、自身が薬物依存を経験し、回復をした体験を交えながらの講義。
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講演会の中では、酢谷と参加者さまとの質疑応答もありました。
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「私たちは、高齢者の方の支援をしている人がほとんどです。
その中で息子さんなどが、ギャンブル依存症であったりします。当事者でもあり、支援者でもある、酢谷さんの立場から、こんな言葉をかけてもらえると嬉しいとかあれば知りたい。そして、今、支援している方で、どんな言葉かけをすればわからないという方も多いのではないかと思う。具体的な言葉を教えてもらいたい。」と参加者さまから、ご質問をいただきました。
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酢谷から、
依存症は1日では進行しない。
ほっとけば、ほっとくほど、どんどん進行してしまう。
なので、1日ですぐに変えるのは不可能です。
薬物、依存物資をすぐにやめるのではなく、継続的にやめていく。
ゆっくりと変わっていくということが必要になってきます。
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家族は、依存症者本人の問題を隠してしまう、本人が取らないといけない責任も家族が責任を追ってしまうことも少なくない。
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依存症は人間関係の病だと言われるぐらいに、コミュニケーションの機能不全のサイクルが大きな原因です。
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大事なことは「責めたりしない」ことです。
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僕が依存症から回復したことでの大きな変化は、僕のことを(親や周りが)否定しなくなったことが大きい。13歳の頃から薬物を使い始めてから、否定しかされなかった。
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親からはいつも
「あんた、なんで薬物が必要なん?」
「薬物なんかやって、どうするの?」
「なんで迷惑ばかりかけることしかできないの?」
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僕も当時はよくわからなかった、何でそんなことをしてしまうんだろうって。
でも、いつからか変わってきた、僕も家族も。
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家族は「私は、あなたの依存行為を見ていると悲しくなってくる」と、僕に伝えるのではなく、アイメッセージで伝える様に変わってきた。
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「私は、あなたが覚醒剤を使っているのを見ていると悲しくなって、心配になってしまう。だから、いつか、あなたが助けて欲しいことがあったら、伝えてほしい。」という感じです。
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メッセージが相手を責める言葉ではなく、「私」こんな風に感じるということを伝えていくことです。
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それまで僕は、嫌な感情を感じたときは、怒りで相手を攻撃していたり、自分を攻撃するやり方しかなかったんですね。
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伝え方が変わるだけで、それをする必要がなくなる。
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それでも、目の前の人が悲しんでいるんだろうなとか「感じる」責任はある
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伝える先を相手にではなくって、自分の気持ちを伝えていくこと。
そして、”何かあったら手助けするからね”と。母がサポートしてくれました。
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支援する側になって必要だと思うことは「寄り添うこと」
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その人の悩んでいることを特定していくこと。
例えば、本人と関わる中で、怒ることで悲しみの中に居続ける人。
だから(薬物などを)使い続ける人もいます
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相手に対して、それは使い続けないと苦しかったですよねって、肯定してあげることが大切。
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薬物を使い続けていて、繰り返していたらもっと酷いことになる。もう既に、酷い状態になっているんですよね。
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酷い状態にいるけど、やめられないというのが依存症の問題。
今でも苦しいですよねって、これからも酷くなるって、内心思っているんですよね、という言葉かけで、この人解ってくれているんや、と。
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この人ちょっとわかってくれているんやと、否定しないということは大事。
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その中で、何か1つくらい良いことはある。
そこは、ちゃんと拾ってあげる。
今日は(薬物を)つかわなかったんですね、すごいですね!と承認する
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すごく幼稚だなと思うかもしれないんですけど、幼少期のころから、言われてないんです
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僕の場合は、13歳から(薬物)を使い続けているから、褒められるがなくなってくるわけなんですよ。それで、21歳で、ここ(ワンネス)に繋がったんですけど。
これが40歳とかで繋がる人もいるわけなんですよね。その年齢になって、やっと施設に繋がってカウンセラーに会えたる。20~30年間一切褒められるわけでもなく、否定され続けられてきた人たちがほとんど。
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そうゆうところを承認されることは、嬉しいって、僕も思ったんです。
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ちゃんと肯定的な部分は拾ってあげる。
ちゃんと苦しみという部分も拾ってあげて、やっぱり(薬物)を使い続けていたら、僕も悲しいですって、ちゃんと、伝えてあげる。
感情に寄り添うという部分が大切になる。
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ワンネスグループのプログラムでは、ちゃんと感情面にも向き合っていかないといけない。
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逃げたくなるような感情も出てくるので、感情的な部分を、プログラムの中でサポートを行っています。
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酢谷が発するメッセージの中で「相手に寄り添うということ」
このメッセージに、多くの参加者さまが共感されていました。
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ワンネスグループの、企業や学校などでも、様々な場所で依存症に対する啓発活動を行っています。
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ワンネスプグループにはこうした回復者スタッフが多くいます。
そして、回復しただけではなく専門的なトレーニングを積んでいるのがワンネスプグループの依存症回復者カウンセラーです。
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