2019.04.30
みんなで「喜び」「楽しみ」を見つける! ~ 沖縄施設で登山にチャレンジ ~
今回の活動ブログは、施設プログラムのひとつ「プレジャー」をご紹介!
セレニティパークジャパン沖縄でスタッフ研修中の酒井達弘が、先日チャレンジした登山についてレポートします。
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プレジャーという言葉には、「喜び」や「楽しみ」といった意味があります。
私たち依存症者は、アルコールや薬物、ギャンブル、ネットゲームなどへの過度なのめり込みで問題が起こっていることを分かりながらも、それらに依存することでしか「楽しみ」を見出だせなくなっていきました。
ワンネスグループの他の施設同様にセレニティパークジャパン沖縄でも、プレジャープログラムを通して新たな生きがいを見出し、自分を苦しめてきた依存対象に頼ることなく健康的に生活していくことを学んでいきます。
どうすれば楽しい時間を共有できるのか?
何をすれば思い出に残すことができるのか?
クライアントの方々が中心となり、企画から実行に至るまで行ってもらうことで、計画性や協調性を身に付けていき、全員で活動することで仲間としての一体感も育んでいきます。
今回のプレジャーでは、初めての試みとして「登山」を行いました。沖縄には、小さな山が幾つかありますが、山登り初心者ということで標高200mの山を登ることに。
出発前は、「200mなので、簡単に登れると思う。」「小学生でも登れると聞いたので楽しみ。」などの声があがっていました。
そんな余裕も束の間、すぐに急な坂と獣道が。ぬかるんだ道に足を取られそうになりながら登っていきます。
途中には、ロープを使わないと登れないところも。険しい道が続きます。
お互いが声をかけ、助け合う姿もありました。仲間がいることの心強さを感じます。
登り始めて約40分、ようやく山頂へ到着。
そこには、沖縄ならではの景色が広がっていました。山から見える海は、より美しく感じられます。まさに絶景!!
山頂にて、みんなで協力して作ったサンドイッチをいただきます。疲れた体に染み渡ります。
下山も足場の悪い下り坂が続きますが、山頂でエネルギーを蓄えたおかげか足取りが早く、時折笑い声も聞こえてくるほど。
無事、怪我なく下山しました。皆さんの顔からも、達成感を感じられます。
みんなに感想を聞いてみると、「大自然に触れることで、リフレッシュできた。」、「とても気持ちよかった。違う山も登ってみたい。」、「思っていたよりもキツかったが楽しく登れた。またチャレンジしたい。」などのポジティブな声が上がりました。
依存行為を行っていた頃の私たちは、様々な生きづらさを抱え、憂うつな日々を過ごしてきました。
今回の山登りという取り組みを通して、自然に触れ合うことや仲間と共に成し遂げることで、人生に対して「喜び」を見出し、また新たな回復の道を進んで行きます。
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