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ワンネス財団活動ブログ

2019.06.25

その人と向き合うために大切なこと ~ 依存脱却のきっかけ インタベンション(介入)の現場から ~

今回の活動ブログは、依存の問題を抱えた方が脱却(回復)を始めていくきっかけのひとつ「インタベンション(介入)」について。
 
日本ファミリーインタベンションセンター ディレクターで、セレニティパークジャパン名古屋 代表の池田秀行が、インタベンションの現場で当事者と向き合う際に大切にしていることをお伝えします。
 

 
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日本ファミリーインタべンションセンターでは、6月に入り岡山、宮城、東京にてインタベンションを実施させていただきました。3件ともギャンブル依存症の問題についての介入で、それぞれご家族との充分な話し合いを経て当日を迎えました。
 
依存症におけるあらゆる支援において、ある特定の方法がご本人にとって「必ず」回復に結びつくという事はありません。価値観や抱く感情が十人十色であるように、クライアントの皆さんとの関わり方も一辺倒では無く、その方の価値観に合った関わり方が大切だと考えています。
 
もちろんインタべンションの現場でも、介入を行う方のアイデンティティを尊重し、その方の年齢、これまでの生い立ち、家庭環境、人間関係、趣味や仕事、行動パターン、信仰など、あらゆる情報をご家族から事前にヒアリングさせて頂きます。
 
集まった情報からその方の人物像をイメージし、そのイメージに出来る限り近い経験を持つ施設スタッフと共に現場に向かいます。
 

(インタベンションについては、無料のマンガ小冊子でも説明しています。画像をクリックして頂くとダウンロードページへ移動します。)
 
かつての私もそうでしたが依存症者はとてもプライドが高く、ロジカルに正論で伝えようとすると対話にはならず、相手はかえって心を閉ざしてしまう事もあります。介入を行う方が心を閉ざさずに、どのように私たちのメッセージに耳を傾けて頂けるかがポイントになります。
 
ひとつの事例を紹介します。
 
私より年上の方へのアプローチを行う場合は、シニア世代のインタべンションの経験を持つ50代のスタッフである泉圭介(ワンネスグループ九州・沖縄 ディレクター)と共に行うケースがあります。
 

 
相手との信頼関係構築には、スタッフからどのように言葉をかけるかだけではなく、そのスタッフの持つ雰囲気や人情、そこから滲み出る生きざまが届くことが重要だと思います。
 
依存脱却のきっかけを提供する際、私たち依存症経験者が果たす役割は大きいと思います。
 
 

 
さて、先日は奈良にある依存症回復支援施設(セレニティパークジャパンとGARDEN)の合同プログラムで、クライアントさんたちにお話をさせて頂く機会がありました。
 
そこでは、私自身の薬物依存の経験、依存からの回復について、そしてインタべンションについての想いをお話しました。
 
話のあと、かつてインタべンションで出会ったクライアントさんたちから、当時を振り返る感想をもらいました。
 
「あの日が、私にとって回復のきっかけだった。」
 
それぞれ依存から回復した姿で、皆さんからアファメーション(言葉の贈り物)を受け取りました。
 
こんなに嬉しいことは無く、これが何よりもやりがいとなっています。
 
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【本人を説得し回復支援へつなぐサポート】
 

(画像をクリックするとセンターのページへ移動します。)

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