心身の回復とウェルビーイングな生き直しをワンネス財団 ONENESS GROUP FOUNDATION心身の回復とウェルビーイングな生き直しをワンネス財団 ONENESS GROUP FOUNDATION心身の回復とウェルビーイングな生き直しを。

無料相談
ダイヤル

0120-111-351受付 月曜〜金曜10:00〜17:00
  • HOME>
  • 活動ブログ

ワンネス財団活動ブログ

2016.11.14

平成28年度 地域生活定着支援事業研修会~依存症を抱えた方への地域定着支援を考える~

依存症治療共同体 ワンネスグループ沖縄(沖縄GARDEN/ガーデン・セレニティパークジャパン沖縄)の重要な回復支援活動の1つ、地域定着支援センターとの関わり。

S__30023710
特別調整といい、矯正施設を出るにあたり、薬物・アルコール・ギャンブルの依存症問題を抱えたまま帰住先や仕事のあても無く頼れる人がいない困窮者に対して、刑務所に出向き面談を重ね依存症回復支援に繋がるようサポートを続けてきました。

そんな中、9月末に沖縄県地域生活定着支援センター様より、「依存症を抱える方への支援について、研修会を開き!依存症治療共同体 ワンネスグループ(沖縄GARDEN/ガーデン・セレニティパークジャパン沖縄)のスキルを伝えてほしい!」という本当に光栄なお話を頂きました。即答で「はい!是非とも一緒にやらせて下さい!ありがとうございます。」と答えさせて頂きました。その瞬間のワクワクする胸の高鳴りを今でも覚えています。研修会全体のこと、その中でのファシリテートをおこなうグループワークのこと、地域定着職員、ワンネススタッフ、それぞれと打ち合わせ・シュミレーションを重ねていきました。

 

 

奈良から依存症治療共同体 ワンネスグループ副代表の三宅とフラワーガーデン代表オーバーヘイム容子の参加も決まり、正にグループの総力上げて「この機会に参加支援員の方々に、ピュアカウンセラーとしてのスキルを一つでも、持ち帰って頂きたい!」そんな想いで、依存症治療共同体 ワンネスグループは(沖縄GARDEN/ガーデン・セレニティパークジャパン沖縄)研修会・グループワークへの準備を進めてまいりました。この研修会にかける想いは、私自身本当に強いものでした。ほどよい緊張感の中、本番当日を迎えました。

 

琉球病院精神科・福田貴博先生からの講和。アルコール依存症を中心に、依存症について、今までの先生の患者さんとの関わりの中から、経験談を踏まえての講和となりました。続いて、依存症治療共同体 ワンネスグループ沖縄代表・位田忠臣の講演は“本気”がテーマでした。支援員として“本気”でクライアントと向き合い、自分の人生を“本気”で生きていく。位田自身が胸を張って今歩んでいると言える、依存症からの回復の先にある『本気の人生』についての思いを熱く語りました。

S__30023711
そして講演の最後には、今この瞬間にそれぞれの“本気”を体感してもらいたいと参加者全員で“本気ジャンケン”を行い、年代、性別、肩書など全てを超えてお互いの熱を感じる体験をしてもらいました。その後の昼食では、首里にある「麺屋拳玉沖縄」に希望者十数名の方にお連れし、定番から沖縄限定メニューまで、自身をもってお勧めする商品をそれぞれご堪能していただきました。

 
そして午後のグループワークでは、参加者にそれぞれ役割を持ってもらいました。グループのリーダー(まとめ役)、サブリーダー(リーダーフォロー役)、書記、当事者に聞く聞き役、全体をみる役(オブザーバー)。事前に電話相談を受け、当事者の情報・現在の状況がある程度分かっているという前提で、当事者が事業所に来ての最初の面談という設定で行いました。グループ参加者全員で考えた質問に答えていき、依存症当事者との関わり方、聞き取りの難しさ、そのほか当事者の感情的な部分が出たときの対処方法などを実際の現場に近い状況で感じてもらいました。

S__30023712
その後、聞き取った内容から各グループに個別支援計画を考え発表をしていただき、福田先生、位田、三宅、オーバーヘイムからのフィードバックを通して、個々にあった適切な支援計画とはどのようなものかについて学んでいただきました。

 
そして、依存症治療共同体ワンネスグループに入寮している事例当事者が沖縄から奈良の施設に繋がり、環境が変わった中での当時の想い、プログラムを行い自身が変わったと思えるところ、これからどのように成長していきたいか?などをインタビューしたビデオメッセージも観ていただきました。

 
最後に講師として参加された、福田貴博先生から「なんでこんなにワンネスグループのスタッフはファシリテーションが上手いのか?」と私たちの日々の取り組みの結果についてお褒めの言葉もいただきました。参加された職員の方々からは、「今までにない研修会となった!良かった。」と、嬉しい感想も頂戴しました。

 

今回貴重な経験をさせていただき心から感謝すると共に、今後2回目、3回目と繋がるよう、この経験を活かして、依存症を抱えた方への支援に地域との連携をさらに大切にしながら、私たち依存症治療共同体 ワンネスグループ(沖縄GARDEN/ガーデン・セレニティパークジャパン沖縄)はこれからもずっと、関わっていきたいと思える研修会でした。
_____________
依存症治療共同体 ワンネスグループ

一般社団法人 セレニティパークジャパン沖縄

沖縄GARDEN(ガーデン)

スタッフ 江口 典夫
一般財団法人ワンネスグループ
代表理事 矢澤祐史
http://www.oneness-g.com/

<矢澤祐史公式サイト> http://oneness-yazawa.com/

S__29564931

 

最新の記事

アーカイブ