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ワンネス財団活動ブログ

2019.05.30

スポーツを通じて感じた「つながり」~関西圏 依存症施設のソフトボール大会へ参加~

今回の活動ブログは、関西圏の依存症回復支援施設のメンバーにより開催されたソフトボール大会について。
 
薬物やアルコールなどの依存症回復支援施設「奈良GARDEN」スタッフの川端理之が、大会の様子や感じたことをレポートします。
 

 
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ソフトボール大会の当日は天気に恵まれ、私も選手の一員として参加させてもらい、慣れない球技だけれど自分なりに精一杯楽しもうと一生懸命参加しました。
 

 
依存症からの回復を始める前は、日中外に出て運動をするなんてことはほとんどなく、昼間は遮光カーテンを閉めた部屋の中で薬物を使っていました。そうして部屋から出ずに生活を続けているうちに身体は痩せ細り、人相も変わっていき、昼なのか夜なのかもどうでもよくなっていったことを覚えています。
 
健康的な生活とはかけ離れ、どんどん退廃的になっていき生きていることに希望や喜びも失われていました。
 
いま振り返ってみても、一人でそのような生活から抜け出すことはできなかったと思います。
 

 
今回のソフトボール大会は、大阪・京都・兵庫・滋賀・奈良から依存症回復支援施設に繋がっているメンバーが一同に集まりました。そこにはすごく活気があって、世代も幅広く、年配の方もたくさんいましたが、みんな元気にボールを追いかけている姿がありました。
 
その雰囲気のなかで施設に入所したばかりのメンバーは感化され、普段は面倒くさがりであまり活動的でないメンバーもキャッチボールをやってみたり、また他の施設のメンバーと交流している姿を見ることができました。
 
改めて回復の輪のなかに入っていくことによる「変化」を感じました。
 
 
 
試合はどうだったのかというと、奈良GARDENチームは順調に勝ち進み決勝戦へ。
 
最終回まで6-3で負けていましたが、そこからサヨナラ逆転で4点入り優勝しました。
 
最終回で一人、また一人とヒットを打っていくにつれてチームのボルテージは上がっていき、最後にサヨナラ打が出たときは全員でハイタッチをしてものすごい一体感がありました。
 
スポーツを通じて得られる人とのつながりや喜びを感じられることを嬉しく思い、参加したメンバーからも「最近モヤモヤした気持ちで意欲も低下していたが今日は感動する場面があり、また前向きに頑張っていこうと思った」という感想がありました。
 
今後も様々な依存症治療共同体との「つながり」を大切にして、お互いに支えあい励ましあいながら回復の道を歩んでいきたいと思います。
 

 
 
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