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ワンネス財団活動ブログ

2016.06.03

ワンネスプグループは、薬物非行防止、そして薬物を使わない「自立」へ 法務省と連携し、回復のメッセージを伝えています。

薬物非行防止、そして薬物を使わない「自立」へ
法務省と連携し、回復のメッセージを伝えています。

女性の依存症回復支援ワンネスプグループ・フラワーガーデンでは、出所後だけではなく、女子少年院、刑務所などで薬物からの離脱を支えるための教育に協力させていただいています。

ワンネスグループは、奈良、沖縄、名古屋の法務省保護観察所の「自立準備ホーム」の登録を実施。主に矯正施設の出所者で依存症を背景に持つと思われる方に入所いただき、グループ各施設のプログラムを通し、例えば薬物再使用予防など再犯防止に寄与しています。
特徴的なのは、薬物のみならず、アルコールやギャンブル依存の方の受け入れケースを積み重ねている点です。6月から導入が始まった刑の一部執行猶予制度が、薬物事犯者だけではなく、将来的にはアルコールやギャンブルが背景にあるものにも拡がっていくかもしれないと、ワンネスグループは願っています。そのためにも各施設での支援を充実するべく努力を続けています。
依存対象を使わないで生きる。その際の大きな「壁」は、就労についてです。矯正施設等の出所者は就労についての悩みが一層深く、依存症回復行動より仕事を優先させた結果、依存対象の再使用が始まるケースも多く見られます。

先日、法務省奈良保護観察所にて、「奈良県刑務所出所者等就労支援事業協議会」が開催。ワンネスグループからはフラワーガーデン代表のオーバーヘイムとスタッフの井上の2名で参加しました。
「出所者等が就労についても長続きしないという問題がある。なぜ定着しないのか?就労の前に必要なことがあるのでは?」と、統括保護監察官が問題提起を行いました。オーバーヘイムは、ワンネスグループの取り組みを紹介。「依存症には回復支援プログラムが必要で、我慢して止め続けるのでなく、例えば、治療共同体のプログラムをつかって行動様式を変え、考え方、捉え方、行動を変えていく必要がある。」「ストレスが掛かったり人間関係でトラブルを抱えても、薬物で解決する必要がないことを知ってもらい、健康的な解決策を学ぶ必要がある。」とお伝えしました。更に、受け入れ企業の方やハローワークなどで、依存症についての出前講座を行うことも出来るのでは、と提案を行いました。
井上からは、「過去、自身の社会性の無さや無知なこと、社会に出ることの不安や妄想があったが、プログラムを通して依存を止め続ける方法を学んだ。今はスタッフをし、自身にしかできない仕事として体験談を話させていただき存在意義を感じていると」話しました。

フラワーガーデンでは出所後だけではなく、女子少年院、刑務所などで薬物からの離脱を支えるための教育に協力させていただいています。
交野女子学院は平成26年秋から、和歌山刑務所は平成27年春、貴船原少女苑は今年の春から始まり、着実に回復のメッセージを届け続けています。
先日は、交野女子学院にて薬物非行防止指導を実施。「私の引き金」と「再使用の言い訳」というテーマで経験の分かち合いが行われました。参加者の皆さんと初めて会うときは緊張感が多々ありますが、二度目からは顔を見るだけでも笑みがこぼれ、「皆さんと会って、話を聞くことで希望です」と話してくれたことを嬉しく思います。

ワンネスグループでは、他にも各地の矯正施設でのプログラムに協力。今年からは播磨社会復帰促進センターにてギャンブル問題教育でお手伝いさせていただいています。

依存使用で苦しかった過去、依存から離れて生き生きと人生を歩むいま。
この経験が、いま苦しむ仲間にとっての財産になる。
ワンネスグループのスタッフは、各地でメッセージを伝えています。