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ワンネス財団活動ブログ

2016.08.16

回復を諦めない・・・一人一人の解決策を求めて 依存症治療共同体ワンネスグループの回復支援策は一つではありません。

昨日、セレニティパークジャパン沖縄の仲介を通して、一人のクライアントが依存症治療共同体ワンネスグループが三重県で運営する回復支援施設「ワンネスの里」に繋がりました。
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沖縄県沖縄市在住のこの方は、アルコール、ギャンブルの問題を抱えながら25年間の間に借金を1000万円以上ご両親に肩代わりさせてきました。更には無銭飲食や傷害などで逮捕を繰り返してきましたが、今回3度目の服役を終える間近の平成28年6月下旬に沖縄県地域定着支援センターによる社会復帰の為の特別調整対象者として、セレニティパークジャパン沖縄へ社会復帰を見据えた回復支援の提供依頼が入りました。
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早速、スタッフの大黒が沖縄刑務所内にて特別調整員として本人との面談を行いました。
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アルコール、ギャンブルの問題と向き合い、自分自身の人生を大切に生きる事、そして我々は社会復帰への手助けが出来ることを伝え、依存症の回復支援を受けるように全力で伝えました。
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しかしながら、彼は自力での社会復帰を目指し定着及び我々の提案を拒否し、刑期満了日の7月12日に出所しました。
その後ご両親から我々に助けを求める連絡が入ったのが一昨日。
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この間、公園に寝泊りしそれまでと全く変わらず酒浸りになりながらホームレスの状態で生活し、食べることも飲むこともどうにもならなくなりご両親に連絡をしてきたそうです。
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すぐに本人に会いに行き、「このままではまた同じことを繰り返すだけの人生で終わる」「放っておいたら命に関わる」「我々は本気で助けたい」「ご家族もそれを望んでいる」と再度回復支援を受けるべく説得を行った結果、ようやく本人も覚悟を決めてくれました。ここからは、彼にとってもっとも効果的な支援策について協議しました。
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まず沖縄の地では、これまで依存行為を繰り返しながら生活していた場所であり、すぐ側に甘え続けてしまったご家族が住んでいる為、過去の生き方に引き戻されやすい危険性が高いという結論に至りました。
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そして、御本人が抱える“依存症”以外のもう一つの疾患である“統合失調症”の症状を考慮した上で、まずはホームレスをしてきた疲れた体と心を癒すこと、そのためには自然や動物と触れ合うことが最も効果があると考え、今回の「座の里」への入寮となりました。
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「ワンネスの里」は5年前からワンネスグループが提供する雇用創出事業の一環として、三重県に畑を(現在は2か所)用意し、一年を通して様々な農作物や、平飼いの鶏の卵を生産、販売をしながら自主運営をしています。その作業を行っているのは、全員が依存症当事者であり、そして今回のケースのように農業プログラムを回復支援策としてきたクライアントたちです。
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病院のベッドの上でも、机に向かう座学でもなく、自然の中で作物を一生懸命育てていく中で感じる日々の変化、そして生命力・・・自分自身にも同じエネルギーがあることを知り、そして命の大切さに気付いていきます。
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依存症治療共同体ワンネスグループには、一人一人の解決策があります。
我々は、決して誰の回復も諦めません。