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ワンネス財団活動ブログ

2020.02.20

依存症回復の「責任」は「自分を幸せにする」こと。~ 保護観察所でのプログラムに協力しています ~

今回の活動ブログは、ワンネスグループが協力させて頂いている薬物乱用者の再犯防止について。
 
薬物やアルコールなどの依存症治療共同体「奈良GARDEN」スタッフの川端理之が、保護観察所内で実施されている薬物乱用防止プログラムについてレポートします。
 

 
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2016年に始まった「刑の一部執行猶予制度」については、その言渡しを受けることになった方の大半が「違法薬物の使用や所持」である人が大半であるという現状があります。
 
そのようにして、一部執行猶予の判決を受けた方は、出所後、保護観察を受けることになり、その期間中は保護観察所において薬物乱用防止プログラムを受けることになります。
 
私たちワンネスグループは、法務省大阪保護観察所、奈良保護観察所、那覇保護観察所からご依頼をいただき、プログラムに協力させて頂いています。
 
奈良では、以前から主に男性の対象者に向けたプログラムを行っていたのですが、今後は女性の対象者に対してもプログラムを行っていくことになるということで、先日、保護観察所へ伺った際は、依存症や生きづらさを抱えた女性のための治療共同体「フラワーガーデン」スタッフの日下にも同行してもらいました。
 

 
ワンネスグループがそれぞれの治療共同体(依存症回復支援施設)にて提供しているプログラムは、依存症を抱えた当事者の「根底にある生きづらさ」に焦点を当て、自分の人生の在り方について考え、学び、実践してゆく、ということを意図して構築しています。
 
 
回復とは、自分を愛すること。そして他者と親密になってゆくこと。
 
自分との関係を良くし、他者とも繋がり、自分の人生に誇りを持てるようになり、幸せを感じられるようになることだと考えています。
 
ただ「薬物を断つ」ということではなく、自分の内面と向き合い変化させていく機会になることを目的として、プログラムを提供しています。
 

 
今回、保護観察所にて実施させて頂いたプログラムは「自分が人生でやり残していること」をテーマに、参加者と一緒にグループワークを行ってきました。
 
刑事施設に服役することになって大切な家族との時間が失われたり関係が悪化してしまったことがあり、これからは家族との関係性を修復していくことや関わりの時間を大切にしていきたいという話。
 
建築物に興味があり神社仏閣巡りをしたいとは思っているけれど、いつでもできると思って先延ばしにしているという話。
 
本を書いてみたいという話、など。
 
自分が心からやってみたいと思うことをたくさん分かち合いすることができました。
 
やりたいと思っているのだけれど、そのことについて動き出さない自分がいることにも共感したり、でも自分の人生を満足できるものにしていきたいという気持ちはみんな持っていること。
 

 
今回の観察所でのプログラムは、薬物に手を出した私たちは「自分の人生を満足できるものにしていかないと再使用してしまう可能性がある」から、その責任(自身の人生を幸福なものにしていく責任)が自分にあることを伝える目的で行いました。
 
このような機会をきっかけに、自分の人生を豊かにするためのツールを活用できる人が一人でも増えることを願って、これからも活動を続けていきたいと考えております。
 
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