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ワンネス財団活動ブログ

2016.05.17

日本の皆さん、こんにちは。ローランド・ウィリアムズです。今回の日本野球界のレジェンドの一人である清原和博氏に関する報道に接し、大きな衝撃を受けました。

ワンネスプグループ特認講師が海外からもエールを
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アメリカは依存症回復支援の先進国です。回復支援の専門家の社会的認知度が高く、多くの専門家が回復支援の現場で活躍しています。依存症カウンセラーとして、とくに有名なのがローランド・ウィリアムズ氏。ワンネスグループの特任講師でもあります。アスリートや俳優、芸術家など、世界的なセレブリティで依存症になった方の支援を行ってきたスペシャリストです。
今回、日本球界のスターであった清原元プロ野球選手の逮捕に関して、心温まるメッセージを届けてくださいました。清原氏の逮捕に関しては自身の問題であることはもちろんですが、マスコミや世間一般の病気に対する考え方やとらえ方について、一緒に考えてもらいたいと思います。
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日本の皆さん、こんにちは。ローランド・ウィリアムズです。今回の日本野球界のレジェンドの一人である清原和弘氏に関する報道に接し、大きな衝撃を受けました。私はアメリカで依存症カウンセラーとして開業しており、30年のキャリアがあります。その間、多くのスポーツ、映画、音楽界のスターも診察してきました。
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その間、私が学んだことは、依存症や薬物乱用は人種、年齢、性別、教育、職業や社会経済的なステータスに関わらず、誰でもなり得るということ。これまで、薬物乱用などの依存的行動の誘惑に屈してしまった多くの一流のプロフェッショナルをみてきました。彼らは日々の重責に対処するためにアルコール、薬物、セックス、ギャンブルなど(あるいはこれらの複数)を使っており、その様々な理由を挙げています。社会の模範として高い倫理観や行動基準を持っている人たちであり、強いプレッシャーをつねに感じており、時にはそれが手に余ってしまうこともあるのです。
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私が今回の件で心が痛んだのは、清原氏の薬物問題ではありません。それは彼には治療が必要で、それを受ければ人生をやり直すことができる可能性が十分にあることを知っているからです。同時に、日本にも依存症(仕事、薬物、アルコール、ギャンブル、セックスなど)に苦しむ人が多くいらっしゃいますが、彼らの多くはそのことを話したくても口にできない、それについて話せる場所が不十分であることも知っています。
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私が悲しく思うのは、清原氏がメディアから受けている注目が、侮辱的でネガティブに裁くものである点です。私の依存症の理解では、彼は「改心の必要な悪人」ではなく、「回復の必要な病人」です。
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私がこれまでみてきた何千人もの薬物乱用者も、別の方法で問題にあたることを学び、実りあるすばらしい人生を取り戻しています。私の読んだ彼の逮捕に関する記事は「失墜」や「汚点」などの中傷とも取れる言葉で彼を非難していました。
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薬物使用で、彼がこれまで重ねてきた偉業のすべてがかき消されるのでしょうか? …彼は22年のキャリアでパワーヒッターの一塁手として名をはせ、西武ライオンズで6回の日本シリーズ制覇に貢献し、1997年のシーズンに読売ジャイアンツに移籍してからも2度日本一に輝いた。2008年に引退、525本の通算本塁打は日本のプロ野球史上5位、1530打点は歴代6位の記録である…。彼が薬物問題を抱えるに至ったことで、これらの記録は抹消されるべきなのでしょうか?
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日本野球機構の熊崎勝彦コミッショナーは以下のコメントを発表しました。「『言葉を失う』のひと言につきる。元選手とはいえ、野球は特に青少年のあこがれのスポーツのひとつ。現役を去ってからも、模範であり続けなければならない。有害行為の禁止、反社勢力の遮断、薬物の根絶など、いっそう施策を強力に推し進めるほかない。清原伝説には消えることのない汚点がつけられた。彼がこの「汚泥」を払しょくできるかどうかは、未来が決めてくれるだろう」
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このような侮辱的で非難に満ちたコメントは、現在同じような問題、あるいはそのような問題の兆しを抱えている他の日本人が、助けを求めて声を上げることを躊躇させてしまう恐れがあります。その人が問題を抱えて助けが必要な時、薬物使用を認めたら同様の裁きや避難を社会から受けるとわかっていれば、どうするでしょうか。
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アメリカでは、数多くの著名な人々がこのような問題を抱えたにも関わらず、治療を受け、人生を取り戻すための支援が受けられています。このように依存症に対処することで、多くの家族の和解やキャリアの復活につながっています。これは政治家、アスリート、俳優、ミュージシャンなどに多岐にわたります。特に有名な人として、デビッド・ベッカム(サッカー)、ダリル・ストローベリー(大リーグ)、ドワイト・グッデン(大リーグ)、ミッキー・マントル(大リーグ)、ロバート・ダウニー・ジュニア(俳優)、トビー・マグワイア(俳優)、タイラ・バングス(モデル・女優)、キース・アーバン(歌手)、コリン・ファレル(俳優)、エミネム(MC・プロデューサー)、ラッセル・ブランド(コメディアン、俳優)などの名前が挙げられます。彼らの多くが自らの体験を依存症の予防や支援に役立てています。
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もう一つ考慮すべきなのが、日本で覚せい剤という特定の薬物が大きな問題になっている点です。覚せい剤は、日本でもっとも広まっている違法薬物です。警察庁によると、近年薬物所持の疑いで逮捕されたケースのうち、マリファナも急速に増加しているものの、80%が覚せい剤でした。
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麻薬・覚せい剤乱用防止センターによれば、覚せい剤は広く入手可能で、第二次世界大戦中に医療目的で使われた歴史もあります。兵器工場の労働者が疲労回復のために「ヒロポン」という名称で販売されていた覚せい剤を使っていました。戦後、軍の保管していた大量の覚せい剤が闇市場に出回りました。1954年には5万5000人が覚せい剤の乱用で逮捕されました。国会は1951年に覚せい剤を禁止する法律を成立させました。
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薬物は薄めて注射ないし、吸引によって摂取されます。使用者は集中力や自信が高まった気分になります。セックスの時に多幸感(恍惚とした感じ)を生みます。しかし、ハイな状態が消え去ると、疲労感、イラつき、重度の鬱状態が続きます。それが薬物への強力な渇望を作り出します。「使用者は覚せい剤の摂取後に何でもできるような気分になる」ことに加えて、薬物の影響下では「瞳孔が開き、その後、呼吸や心拍が早くなる」と、麻薬・覚せい剤乱用防止センターの職員は話しています。
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厚労省麻薬取締局によれば、覚せい剤の常習によって幻覚、パラノイア(偏執病)、妄想などが生じ、過剰摂取は死につながる恐れがあります。これだけの影響があるにもかかわらず、昨今、覚せい剤やその他の薬物は、ますます手に入りやすくなっています。インターネットもその一因です。
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警察庁は近年覚せい剤所持の疑いで逮捕された人の55%は、2回目以上の再犯であると報告しています。その過半数が暴力団の構成員です。「過去は暴力団関係者と連絡を取らなければ手に入らなかったが、今ではインターネットを通じて簡単に薬物を見つけられる」警察は携帯電話やインターネットにより、一般の人でも違法薬物を入手しやすくなったと言います。覚せい剤は人気があって広まっていますが、それも依存症の一形態に過ぎません。
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日本では触れたくないという傾向がありますが、実際にはアルコール、ギャンブル、摂食障害、仕事依存や性依存など、もっと大きな依存的行動の問題があります。依存症は進行性の問題で、手を打たないと、どんどん悪くなっていきます。
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この問題は国家的な戦略として、助けの必要な人に治療の形で支援を行わないと解消に向かうことはないでしょう。この治療・教育は依存症のリスクのある人と、すでにこの問題に見舞われている人の双方に向ける必要があります。屈辱や恥を植え付けるというプロセス、この問題がそれまでその人が積み上げてきたよいものをすべてかき消すという考え方は、助けを求める人の気持ちを潰してしまうでしょう。
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清原氏が当然のものとして必要な治療を受ける機会を与えられ、再びヒーローとして多くの人の前に戻って来られることが、私の願いです。私たちの全員が、何かの問題を抱えるものですが、その問題で、その人のすべてが決められてしまうのではないというメッセージを、清原氏は広められるはずです。我々は過ちから学んで、他の人を助けるために自分の経験を使うことができます。私は何千人もの人が、それを達成するのを目の当たりにしてきました。清原氏にもそれができると信じています。
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ローランド・ウィリアムズ氏
【プロフィール】
1986年から依存症治療に従事し、現在、大学教授として依存症分野の教鞭に立つ。自身の依存症回復の経験から、依存症施設のプログラム開発やコンサルティング、カウンセラーとしても全米のみならず、世界各国で活躍している。

修士課程修了、認定上級アディクションカウンセラー(LAADC)、国際認定アディクションカウンセラー(ICADC)、全米認定アディクションカウンセラー/レベル2(NCAC II)、認定薬物アルコールカウンセラー/レベル2(CADCII)、上級認定再発予防スペシャリスト(ACRPS)、全米認定薬物乱用プロフェッショナル(SAP)

依存症回復のワンネスグループは全国で活動をしています。依存症は回復できるとワンネスグループは信じています。そして、多くの実績をワンネスグループは残しています。依存症でお困りのご家族は気軽にワンネスグループまでご相談ください。ワンネスグループ依存症相談ダイヤル0120ー111−351