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ワンネス財団活動ブログ

2016.05.10

リサーチ&リコグニション・プロジェクト(R&RP)JAPAN

ワンネスグループは、NLP領域でのアディクションケア・トラウマケアにおける調査研究チームを日本で立ち上げるための準備をしています。
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このグループには来年招聘するジュディス・ディロージャーさんも理事として参画しています。橋渡しをして下さっているのは、ユング心理学を専門とし神経言語プログラミングにおいて依存症治療プログラム「ブルックリンプログラム」の開発者リチャード・グレイ博士です。
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リサーチ&リコグニション・プロジェクト(R&RP)JAPANの設立に向けて動いています
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リサーチ&リコグニション・プロジェクト(R&RP)の紹介
リサーチ&リコグニション・プロジェクト(R&RP)は2008年にフランク・バーク博士が設立した学術研究型NPOです。健康・医療の分野でNLPの果たしている貢献への認知工場を目的としています。バーク博士は2001年の9.11でPTSDを負った人たちの支援に加え、2003年からは末期がん患者のサポートも行っています。これまで臨床心理の専門家として診療の第一線に立ってきたほか、依存症治療プログラムのマネジメントを支援する会社を設立・運営するなど起業家としての顔も持っています。
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ワンネスグループが招聘したリチャード・グレイ博士はリサーチチームのトップ(リサーチディレクター)としてR&RPの中核をなすRTMプロトコル(後述)を共同開発し、さらなるプログラムの発展や学会や学術誌での報告などを担っています。彼のバックグラウンドである臨床心理学(特にユング派心理学)、社会学、保護観察官としての長年の経験に基づき、幅広い視野からダイナミックなプログラム構築に携わっています。

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組織の中心にいる研究者
理事:スティーブ・アンドレアス、コニレー・アンドレアス、ジュディス・ディロージャー(いずれもNLP専門家)
取締役:ボブ・サルッツォ(公認会計士)、ロバート・ディナード(スポーツ管理学教授)、ジョン・ダウ(企業経営者)、ジョン・アダムズ(退役准将)、ロザリン・テンプルトン(博士)、ティム・ハルボム(NLP)、フランク・バーク(博士)
相談役会にはNLPやその他関連分野の専門家に加え、プロジェクトを支持するニューヨーク州上・下院議員が名を連ねています。
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R&RPのゴール
NLPとその技法の科学的な根拠や信頼性を確立し、そのような技法をさらに進化させる
トラウマ後ストレス、喘息、恐怖症、不安障害、鬱などの「病気」に関するNLP治療センターを設立する
臨床心理学、精神医学、ソーシャルワークなどの関連する学術分野で専門家と協力してNLPの技法を実践に移す
NLPや関連する臨床スキルの学習に対し、全米的な専門職団体(精神医学、心理学、ソーシャルワークなど)からの生涯学習の授業単位を付与する
大学/病院ベースの情報センターを設立し、プロトコル(プログラム手順)の評価を行う
これらのゴール達成に向けて長期的な財政的・組織的なリソースや教育・コミュニケーションのツールを継続的に開発する。
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アメリカにおけるPTSDの現状
256,000人のイラク/アフガン帰還兵がPTSDの治療を受けている
トラウマ後ストレス(PTS)を患った帰還兵のうち40%が未治療
親の片方または両方が従軍中にPTSを受けかねない出来事に遭遇した子供は約200万人 アメリカでのPTS関連コストは150億ドル(約1兆7000億円)を超える
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解決策:トラウマ的記憶の再固定化(RTM)
RTMはNLPを基に開発されたPTSDの治療プロトコルです。R&RPは連邦政府の健康保健機関の認定を目指しています。これを開発したNLP臨床専門家チームには、スティーブ・アンドレアス、ロバート・ディルツ、ジュディス・デロージャー、スージー・スミス、リチャード・グレイ、ウィリアム・マクダウェルの各氏がいます。
 これは科学的に実証可能なバージョンの視覚・身体感覚分離(VK/D)で、記憶を引き出して変化させるための短時間の視覚化プロセスです。マーシャル大学とニューヨーク市のブレインリソース・センターでのパイロット研究では、従来のセラピーに比べて半分以下の回数で悪夢やフラッシュバックの症状の除去に成功しました。多くの場合に2,3回のセッションしか要しませんでした。
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RTMのプロセス
 RTMはクライアントに質問して生理学的な反応を待つことから始まります。この反応には呼吸、心拍、声の高さの変化などがあります。この反応は生理学的な変化を示すまで続けられ、再トラウマ化の危険が出る前に止めます。
 このステート(状態)が認められた直後に、クライアントに映画館にいるところを想像してもらうことで分離が始まります。スクリーン上には、クライアントがトラウマ以前の安全な状況でニュートラルなことをしている静止画像が映っています。そして、本人には体から抜け出して映画館の映写室まで浮かび上がるところを想像してもらいます。このよく見える場所から座席の自分がスクリーン上の自分自身を鑑賞しているところを観察してもらいます。
3つのレベルで分離を行った後、トラウマの出来事の白黒映像が流れ、クライアントはその映像を座席から鑑賞している自分自身を見ることになります。トラウマが完全に終わった安全な時点まで映画を見ている自分を眺めます。このプロセスは、映画全体を流しても本人に何ら不快な症状が見られなくなるまで繰り返されます。映画を心穏やかにみられるようになったら、フルカラーの映像に足を踏み入れて完全に統合し(その一部となり)、シナリオ全体を高速逆回転で経験します。
トラウマについて不快感を抱かずに話せるようになったら介入がうまくいったとみなされます。
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RTMの成果
ニューヨーク州の予算による30人の退役兵の試験では96%の参加者で5時間の薬物を用いない治療により悪夢、フラッシュバック、感情的の問題が解消。その後の別団体による追試でも6週間後のフォローアップにおいて93%のPTSDが解消。
ニューヨーク州は第2期(75人)の試験に80万ドル(約1億円)を拠出。また、ニューメキシコ大学で脳磁計(MEG)を使った研究も始まった。
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ワンネスグループの活動はNLPアディクショノロジストの認定スキームにまで及びます。ワンネスグループは依存症をケアする専門家を育成するためにトレーニングプログラムを提供しています。