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ワンネス財団活動ブログ

2016.09.02

ワンネスグループ女性専用依存症回復支援施設フラワーガーデンが伝える愛 ~少女たちへ〜

交野女子学院・・・大阪府交野市にあり、初等・中等・特別少年院が併設された女子少年院。主に近畿地方(2府4県)と中部地方(6県)の家庭裁判所から保護処分として送致された14歳から20歳未満の女子少年を収容しています。
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ワンネスグループの女性専用依存症回復支援施設フラワーガーデンでは、設立から間もない平成26年10月から特定生活指導(薬物非行防止指導)の機会を頂き、ほぼ毎月1回スタッフが現地に赴き指導を行っています。
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これまでも多くの出会いがありましたが、先月末より、新しい2グループの指導が始まりました。
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指導は毎回1時間半
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初顔合わせをするときは、スタッフも緊張しますが、もちろん彼女たちも顔が硬い。
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それでも、私たちが自己紹介と自身の経験を話すと、少しずつ顔がゆるんできてうなずいてくれる仲間、笑顔を見せてくれる仲間、そして、最後には目線を合わせて話を聞いてくれるようになってくれました。
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1回目のミーティングテーマは
「私にとっての薬物」
「使わなかったらできたこと」
ミーティングに入る前には、必ず自己紹介を行い、そして依存症について少し簡単に講義を行ないます。
彼女たちの多くが、薬物を止めたいと思っていなかったり、止めれると思えてない状態。止める意味があるのだろうか?とも思っていました。
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そしてそんな彼女たちに「今どんな気持ち?」と今の気持ちを言語化して表現してもらいました。
私たちは言葉を間違って解釈していることが多々あります。自分にとって良い解釈だったら良いのですが、自分を苦しめてしまう場合もあります。
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そのため、今不安だったらなんで不安なのかも具体的に話してもらいます。これはコミュニケーションを取る最初の練習です。
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初めてのプログラムにも拘らず、みんなとても上手に自分の気持ちを言語化できていて、こちらがビックリしました。
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それからグループセラピーに入りました。
自分との違い探しでなく、1つでも共感する部分を見つけて欲しいと伝えます。
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先ずは私たちが話し、次に彼女たちが手をあげて順に話していきます。
自分のことを話すうちに自然と涙があふれる姿、そんな仲間を見て、もらい泣きをしながら話に聞き入っている姿がありました。
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ミーティングが終わり、もう一度「今どんな気持ち?」と聞きます。
薬物を止められるか不安になった=薬物を止めたい、止めた方が良い・・・と再認識する彼女たち。
でもまだやめられないとも思っています。
しかし、全員が仲間たちの話が聞けて良かったと話してくれました。
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これで最初のステップは完了です。
「また来月逢いましょう!」とハグをしてお別れしました。
この後の彼女たちの変化がとても楽しみです。
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そして、このような愛の伝え方も、依存症治療共同体ワンネスグループにとって大切な回復支援の一つです。