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ワンネス財団活動ブログ

2016.09.03

依存症治療共同体ワンネスグループ・ファミリーインタベンションセンターの「愛」の力で 今日も一人の仲間とその家族に癒しと希望のギフトが手渡されました。

今朝、依存症治療共同体ワンネスグループ相談ダイヤルに電話がありました。
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2日前に家を出て行方不明になった息子さん、ギャンブル依存症のご家族からでした。
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話を聞くと、彼は株をやっており、初めは良かったものの徐々に損失がかさみどうにもならない状況からの現実逃避のために、両親のクレジットカードを勝手に使い携帯ゲームに多額の課金。それが今回ご両親にバレてしまい、本人は罪悪感とその場から逃げたい一心で家から出ていったそうです・・・
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電話対応スタッフからワンネスグループファミリーインタベンションセンターへ引き継ぎをし、再度ご家族へ連絡を入れました。
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早速熊本行きの航空券を手配し、本日の介入に臨みました。
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彼の自宅に着き、彼と対面。これまでの状況を話してもらっていると、途中から家族に対してマイナスの感情が向けられたので、ご家族には一旦その場から外していただき、当事者同士で話をすることにしました。
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それから暫くして彼が
「さっきまで鬱っぽくしていたのは演技なんです。そうすれば家族も心配するかなぁと思って・・・」
と話しだし、そして表情を変えながら
「話を聞いて下さい」
と言ってきたので、そこからじっくりと彼の話を聞きました。
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今まで本心を話せる人が周りに居なくて、抱えてきたことを誰かにずっと話したかった様子。
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「あなたたちとは今日初めて会ったけど、信頼出来ると思ったから話をします」
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彼は過去の傷つき体験を話してくれ、私たちも彼の話に大いに共感しました。
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さらに先ほどの家族に対するマイナスな感情についても「本当は家族にあんな嫌な態度などしたくない・・・それが今は抑えきれないことが辛い」と。
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全て話し終えた彼に、私たちから2つの質問をしました。
「その過去の自分が現在にも影響を与え、そして将来にも影響を与えるのって望ましいこと?」
「今までも何度となく変わりたいと思ってなかった?」
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この質問に対して彼は
「変わりたいとずっと思っていました。」
と答え、そのまま施設へ入所することを決心してくれました。
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その彼が言った事に驚きを感じました。
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「同じ境遇の仲間と沢山話したいし、話を沢山聞きたいです」そう言ったんです。
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依存症治療共同体ワンネスグループは、日々多くのインタベンションを経験していますが、ここまで最初から前向きになる方はなかなか見た事がなく、その姿に感動し、私たち自身が勇気をもらえました。
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彼が感じた希望が、これからの彼の回復とご家族との再生にどんな結果をもたらすのかがとても楽しみです。