2019.06.30
素面(しらふ)で感じる沖縄の自然! ~ マリンプログラムの様子 ~
今回の活動ブログは、来るべき夏にふさわしい話題を沖縄から!
「マリンプログラム」の様子を、セレニティパークジャパン沖縄でスタッフ研修中の松井健二がレポートします。
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ワンネスグループの沖縄県内各施設では、施設内での座学プログラムだけではなく、沖縄の自然や気候を活かした野外プログラムも充実させています。
6月20日のブログでは、セレニティパークジャパン沖縄の那覇施設(キュラデイケアセンター)による、クロスバイクを使った自転車プログラムの模様をお伝えしましたが、今回は「マリンプログラム」について。
皆さんもご承知のとおり沖縄は四方を囲まれており、夏はその美しさや色鮮やかさが一段と増す季節です。もちろんマリンスポーツが盛んな土地柄で、セレニティパークジャパン沖縄 南城依存症ケアセンターでは頻繁に「マリンプログラム」を開催しています。
マリンプログラムでは、主にサーフィンや釣りを楽しみます。沖縄の海は内地と比べて風が強く、波も高いため、サーフィンをやるには絶好のロケーションだと言えるでしょう。
施設のクライアントさんの中には、入所してからサーフィンの楽しさに目覚め、練習を重ねてどんどん上達している人もいます。
一方、釣りに関しても、本土とはひと味違った亜熱帯ならではの楽しみがあります。温暖な海流で育まれた魚たちは、ブルーやレッド、グリーンといった鮮やかな色も多く、釣り初心者でも充分楽しめる内容となっています。
釣りやサーフィン以外にも、ビーチをゆったりと散歩したり、日光浴をしたり、仲間との雑談に花を咲かせているメンバーもいます。楽しみ方は人それぞれといったところでしょうか。
今回のマリンプログラムでも、クライアントさんたちは太陽の光をいっぱいに浴びながら、沖縄の海を満喫していました。
依存症は「孤独の病」ともいわれています。
酒や薬物、ギャンブルやインターネットゲームなどの依存対象を使っていることを隠しながら、自分も他人も欺き続け、社会との繋がりが断たれていきます。生活はすさみ、精神や身体は蝕まれ、「自然を楽しむ」「誰かと一緒に遊ぶ」ということに縁がなくなった方も多いです。
このマリンプログラムの目的のひとつに、沖縄の雄大な自然の中で、今一度「素面(しらふ)で楽しんでもらう」ということがあります。
依存症者は長年、依存対象の使用を他の事より優先し続けたため、それ無しで何かを楽しむということを忘れてしまった方が多くいらっしゃいます。
しらふ(クリーン、アブスティナンス)な生き方を続けていくには、単に「依存対象を使わない」という事だけでは不十分です。依存をやめたあとで、代わりとなるなんらかの「楽しみ」や「充実感」が必要となってきます。
それは例えば、物事を楽しむ感受性であり、仲間との共感や一体感などだったりします。
今回のようなマリンプログラムでは、「酒や薬物、ギャンブル、ネットゲームなどを使わなくても、世の中には楽しいことがあるんだ」ということを再認識してもらうリハビリも兼ねています。
このように、南城依存症ケアセンターはじめワンネスグループ沖縄地区の各施設では、地域の特色を活かした回復プログラムも多数提供しています。
ご興味のある方は、一度お問い合わせ頂けたらと思います。
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