【九州地区】【3月開催レポート】支援者とご家族のための ウェルビーイングな関わり方セミナーin那覇

開催レポート
一般財団法人ワンネス財団は、2024年3月1日(金)沖縄県総合福祉センターで「家族と支援者のための関わり方 ~生きづらさへの理解と対応~」を開催しました。
はじめに、西村陽介(NLPマスタープラクティショナー/ワンネス財団ディレクター)が登壇し当法人概要と「ウェルビーイング」について解説しました。
その後、ワンネス財団カウンセラーの玉城記がウェルビーイングの重要性について解説しました。
ウェルビーングとは、身体的、心理的、社会的な側面が調和した状態であること、またウェルビーイングの状態を目指し、支援者や家族と協力して、当事者の理解と対応の仕方を学んでいくことが大切であると伝えています。
依存症とは:
依存症は、病気とも言われるものであり、当事者だけでなく、関係する人々にとっても困難な問題である。
依存症を抱える人々に対して、理解し、適切な対応をすることが求められる。
ウェルビーングのステージ
ウェルビーングの状態に至るまでには、無関心期、準備期、行動期、維持期という4つのステージがある。
それぞれのステージにおいて、適切なアプローチが必要。
無関心期
・信頼関係の構築を優先することが重要
・当事者自身がまだ行動を変える意識を持っていないため、否定的なアプローチではなく、理解と受け入れに焦点を当てる
準備期
・まだ行動を起こしていない意識があるものの、変化を望んでいる状態
・行動を起こした場合のメリットを伝えることが重要
提案をする形で、行動への意欲を高めていく
行動期
・具体的な行動を起こしている状態
・この時期には、行動を起こしたことへの賞賛を伝えることが効果的。
・行動が継続するようにサポートし、賞賛の言葉をかけていく
維持期
・行動への賞賛を継続して伝えることが重要
・具体的な行動をしていることを認め、支援者や家族との信頼関係を築いていきましょう
参加者の声
・ワンネスさんが行っている支援を知れて、今後しっかり連携していきたいと思いました。
・生きづらさに寄り添える支援を行っていてとてもすごいと思いました。ありがとうございました。
・グループワークを通して、意見交換ができる機会があって良かったです。現場の声が聞けました。
・家族側の当事者に対してどう関ればいいのかの方法を聞けてとても参考になりました。
最後にウェルビーングの状態を目指すためには、当事者の理解と対応の仕方が重要である。また、依存症を抱える方々に対しては、「無関心期から維持期までのアプローチを適切に行い、信頼関係を築きながらサポートしていく必要がある」と解説されていました。
皆さんも、ウェルビーングを意識して生活していきましょう。
開催概要:
【テーマ】
家族と支援者のための関わり方 ~生きづらさへの理解と対応~
【日程】
2024年3月1日(金) 14:00~17:00
タイムテーブル:
関わり方ワークセッション 14:00~17:00 ※13時30分受付
当事者体験談 15:10~15:40
個別相談会 16:00~17:00 ※相談会のみの参加も可能です
【会場】
沖縄県総合福祉センター 東棟503研修室(沖縄県那覇市首里石嶺町4丁目373-1)
【参加費】
無料/事前予約が必要です
【主な内容】
この講座では、ストレス管理や感情のコントロール方法を学び、日々の生活に活かせるセルフケアの技術を探求すると同時に逆境を乗り越える力、ストレスに対する心の強さを育む方法を学びます。
専門家による実践的なワークショップを通じて、理論だけでなく実際に体感しながら学びます。
あなたの毎日をもっと豊かで充実したものに変えていきましょう。
【対象者】
・触法、ひきこもり、依存など様々な課題でお困りのご家族
・ウェルビーイングな生きなおしについて関心をお持ちの方 など
【登壇者】
西村陽介(NLPマスタープラクティショナー/ワンネス財団ディレクター)
玉城記(カウンセラー)