
2026.06.24
神戸刑務所へ『幸せに生きるための72の言葉――陽だまりの庭の木漏れ日』を寄贈
このたび、『幸せに生きるための72の言葉――陽だまりの庭の木漏れ日』を、神戸刑務所へ40冊寄贈させていただきました。

本書は
制作(言葉・イラスト・デザイン):ワンネス財団
企画:一般社団法人ignis
印刷・製本:大阪刑務所の受刑者の皆さんです。
それぞれの想いと力が重なり、一冊の本として形になりました。

刑務所で過ごす時間は、自分自身と向き合う時間である一方、社会とのつながりや未来への希望を見失いやすい時間でもあります。
だからこそ私たちは、「頑張ってください」という言葉ではなく、「あなたの未来は、これからも続いていく」というメッセージを届けたいと考えました。
本書は、日本の伝統的な暦である二十四節気・七十二候をもとに、「桃が咲き始めるころ」「梅の実が色づくころ」など、日本ならではの季節の言葉とともに、前を向くきっかけとなる72の言葉を収録しています。
季節は、誰かを選ぶことなく巡り続けます。
冬が長く感じられる年があっても、やがて草木は芽吹き、花が咲き、新しい季節が訪れます。
人生もまた同じように、今いる場所だけで終わるものではありません。
また、本書には、ウェルビーイングの考え方をもとに、自分自身を大切にしながら歩んでいくための言葉も散りばめました。
人と比べなくてもいいこと。
昨日の自分より少しだけ前へ進めばいいこと。
できなかったことではなく、できたことに目を向けること。
そんな小さな積み重ねが、未来を変える力になると私たちは信じています。
また、神戸刑務所では月に一度、仮釈放目前の方々を対象とした更生座談会と、薬物依存脱却プログラムがあり、わたし自身も加わらせていただいています。
わたしが、この刑務所を11年前に出所したという経験があり、11年後にこんな形で再犯防止の取り組みも踏まえ、刑務所と新しい関わり方ができているという事には、とても感動しています。
当時からいらっしゃる職員さんと、今は同じ目線で普通に会話ができていることも、とても感慨深いです。
生き直しの先にある新しい未来は、感動の連続です。
「あの頃には想像できなかった未来」が、今、目の前にあります。
だからこそ私は、生き直しの先には新しい未来があることを信じています。
この本が、刑務所で過ごす方々にとって、自分自身を見つめ直すきっかけとなり「生き直すことはできる」「応援してくれる人がいる」と感じられる一冊になれば幸いです。
ワンネス財団 奈良GARDENディレクター 平山圭吾
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