
2026.08.28
「生き直しをしたい」という気持ちに、どう向き合うか
先日、ある方の情状証人として法廷に立つ機会がありました。
法廷で語られる言葉を聞きながら感じたのは、これまでを振り返り、これからは犯罪のない落ち着いた生活を送りたいという、その方の強い思いでした。
今までの自分と向き合い、これからの生き方を変えていこうとする。
その姿に触れ、改めて「生き直しをしたい」と願う人を応援していきたいと思いました。
裁判には結果があります。
けれど、どのような結果になったとしても、その人がもう一度自分の人生を歩んでいこうとするとき、私たちにできることがあります。
それは、その気持ちに寄り添い、必要なときに伴走し続けることです。
今回、私自身にとっても大きな学びがありました。
情状証人として話すにあたり、あらかじめ準備された言葉をそのまま覚えて伝えるのではなく、ワンネス財団がどのような思いで生き直しを応援し、どのような取り組みを行っているのかを、自分自身が理解したうえで、自分の言葉で伝えることを大切にしました。
人の人生に関わるからこそ、借り物の言葉ではなく、自分自身が理解し、考え、自分の言葉で向き合う。
それは、法廷だけではなく、日々誰かに伴走するときにも大切なことなのだと実感しました。
また、この日は支援に関わる専門職の方とお話しする機会もあり、ワンネス財団の取り組みについてお伝えしました。
私たちの活動に関心を持っていただき、今後の連携について前向きな言葉をいただけたことも、とてもありがたい出来事でした。
一人の「生き直したい」という思いを支えるためには、一つの施設だけ、一人の支援者だけでできることには限りがあります。
さまざまな立場の人たちとつながりながら、その人がもう一度社会の中で歩いていくための応援の輪を広げていくこと。
その大切さも感じた一日でした。
誰かが「これからを変えたい」と思ったとき、その気持ちに私たちはどう向き合うのか。
結果だけを見るのではなく、その先に続いていく人生にも目を向けながら。
これからも、生き直そうとする人のそばで、応援し、伴走する気持ちを持ち続けたいと思います。
奈良GARDEN スタッフ 太田聖亜
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