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服役を回復へのきっかけに出会いを積み重ねて7年～依存症治療共同体ワンネスグループ伊藤共同代表が法務省大阪矯正管区長より感謝状をいただきました～

ワンネス財団活動ブログ

2017.03.12

服役を回復へのきっかけに出会いを積み重ねて7年～依存症治療共同体ワンネスグループ伊藤共同代表が法務省大阪矯正管区長より感謝状をいただきました～

薬物、アルコール、ギャンブルなどの依存を背景とした触法行為。逮捕や起訴をきっかけにして依存について気づく方もいますが、以降も問題を繰り返していくという方が多いのが現状です。自身がおこなった行為の責任・・・公判や服役などを通して法的な責任を取る、その一方で、依存からの回復への道のりを歩みだすことは、自身の生き方に対する責任とも言えるのではないでしょうか。

依存症治療共同体ワンネスグループでは、各施設のスタッフが逮捕勾留時の面会や、公判における情状証人出廷、そして刑事施設内での教育など、様々な場面でお手伝いをさせて頂き、依存症問題の解決に取り組んでいます。また、グループ各施設は法務省の「自立準備ホーム」の登録を受け、出所者の回復支援や社会復帰の支援もあわせて行っています。

このたび、グループ共同代表の伊藤宏基が、奈良少年刑務所（奈良市）において定期的な面会や薬物などの依存脱却教育を長年続けた取り組みが認められ、法務省大阪矯正管区長からの感謝状が授与されました。

今月7日の午前、奈良少年刑務所の宮地重光所長が奈良施設にお越しになり、伊藤代表へ感謝状が手渡され、代表を兼ねるGARDENはもちろん、セレニティパークジャパンの利用者やスタッフたちが拍手で祝いました。

伊藤代表と奈良少年刑務所との関わりあいは平成21年7月から。定期的に足を運び、薬物などの依存症を背景にもつ服役者の方と面会や依存脱却につながる教育を行いました。依存症治療共同体ワンネスグループの持つ家族的な、あたたかい雰囲気をそのままに依存の苦しみや回復の素晴らしさを分かち合ってきました。刑務所内で伊藤代表と出会ったあと、出所後にGARDENへ入所したというメンバーも。

伊藤代表は‘人生初’の感謝状を手に、「７年間少年刑務所へ通い、一人一人と向き合った。出所者の回復に携われたことは喜びを感じる。」と感想を語りました。

苦しかった自身の依存経験が、いま苦しむ人たちにとって役立つ。いまを生きる自身の姿が、脱却を目指す人たちにとって希望の姿となる。依存症治療共同体ワンネスグループは、伊藤代表だけでなく、女性専用施設フラワーガーデンのオーバーヘイム容子代表が女子刑務所等に、またギャンブル依存の教育としてグループ共同代表の三宅隆之とセレニティパークジャパン施設長の大田宏充が刑事施設へ出向いています。

これらの出会いが、依存症からの回復へのきっかけとなるように。回復のバトンが次々と渡されていくように。依存症治療共同体ワンネスグループは、これからも刑事施設との関わりを続けていきます。

一般社団法人　ＧＡＲＤＥＮ(ガーデン)代表
 一般財団法人　ワンネスグループ　共同代表

伊藤宏基

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