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ワンネス財団活動ブログ

2025.11.25

臨床美術がもたらす “生きなおし” の後押し― 臨床美術学会 第16回大会で共同発表を行いました ―

臨床美術学会 第16回大会にて、ワンネス財団エモーショナルリテラシーセンター(ELC)での臨床美術の実践について共同発表を行いました。昨年から2か月に1度のペースで実施しているアート制作を題材に、目的・内容・参加者の変化を報告しました。

ELCでは、ウェルビーイングの観点から「感情を理解し表現できる力」や「他者への共感」「ポジティブな対人関係の構築」などを育むことを大切にしており、そのための多様な芸術的アプローチを取り入れています。

プレイバックシアターに加え、臨床美術が新たな手法として定着しつつあり、クライアントのみならずスタッフにも心理的成長が感じられています。

アンケートでは
「新しい自分を発見できた」
「心や脳がリフレッシュした」
「作品を通して他者を肯定的に受け止められた」
といった声が多く、作品の鑑賞・共有が対話と相互理解のきっかけとなっていることが確かめられました。

今回の学会発表は、臨床美術士の池原裕可里さんがクライアントの変化を丁寧にまとめてくださったものです。

発表後には質疑が続き、関心の高さを実感しました。他の先生方の報告からも、アートがウェルビーイングと予防的支援に寄与する可能性が広がっていることを強く感じました。

芸術は、治療でも評価でもなく、「体験・表現・共有」を通して心の回復を後押しする営み。
今後もELCでは、施設の方向性とクライアントの希望に寄り添いながら臨床美術の実践を発展させ、継続して報告していきます。

 

文:三宅隆之(ワンネス財団共同代表/精神保健福祉士、公認心理師)

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