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ワンネス財団活動ブログ

2026.06.17

京都刑務所、和歌山刑務所へ『幸せに生きるための72の言葉ーー陽だまりの庭の木漏れ日』を寄贈

このたび『幸せに生きるための72の言葉――陽だまりの庭の木漏れ日』を、京都刑務所へ100冊、和歌山刑務所へ50冊寄贈させていただきました。

本書は
制作(言葉・イラスト・デザイン):ワンネス財団
企画:一般社団法人ignis
印刷・製本:大阪刑務所の受刑者の皆さんです。

それぞれの立場から力を持ち寄り、この一冊が生まれました。そこに込められているのは、「過去だけで人は決まらない」という願いです。

失敗や過ちがあったとしても、人には何度でも立ち上がる力がある。

そして、その歩みを見守り、支えようとする人たちが社会には確かに存在しています。

「社会には応援してくれる人がいる」「生き直しはいつでもできる」……この冊子には、そんな希望を託しました。

刑務所で過ごす時間の中では、自分の未来を思い描くことが難しくなる瞬間があります。社会との距離を感じ、自分だけが取り残されてしまったような孤独に包まれることもあります。

だからこそ、この冊子では「季節」と「つながり」を大切にしました。

本書は、日本の伝統的な暦である二十四節気・七十二候をもとに「桃が咲き始めるころ」「梅雨の雨を受けて梅の実がゆっくりと色づくころ」など、日本の美しい季節の言葉とともに、前を向くきっかけとなる言葉を添えています。

ページをめくるたびに、自然の変化とともに、自分自身の心とも向き合えるような構成になっています。

草木が芽吹き、花が咲き、風が変わり、実りを迎える。

私たちが気づかない間にも、季節は静かに次の景色へと歩みを進めています。

その営みは、どこにいても、誰のもとにも等しく訪れます。

止まっているように感じる時間の中にも、確かに流れているものがある。そして人生にもまた、新しい季節は訪れる。

そんなことを感じてもらえたらと願っています。

また、本書には、ウェルビーイングの考え方をもとに、自分自身を大切にしながら歩んでいくための言葉も紡ぎました。

誰かと比べるのではなく、自分の気持ちに耳を澄ませること。昨日より少しだけ前へ進むこと。

できなかったことではなく、できたことに目を向けること。

人生を変えるのは、特別な出来事ではなく、何気ない一日の中で重ねられる小さな選択なのかもしれません。

この冊子が、今を懸命に生きる誰かの心にそっと寄り添い、「ひとりではない」と感じられる存在となれたなら。

そして、長い冬を越えた先に春が訪れるように、もう一度未来を信じるための小さな光となれたなら。

それ以上にうれしいことはありません。

この一冊が、誰かの人生に訪れる新しい季節の、小さなきっかけとなることを願っています。

ワンネス財団 奈良GARDENディレクター 平山圭吾

 

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