2017.02.04
【依存症治療共同体 ワンネスグループ 回復プログラム 「マンダラ・オブ・ビーイング™」ワーク。】
依存症治療共同体 ワンネスグループで行われている、回復プログラムを紹介したいと思います。
これまで依存症治療共同体 ワンネスグループは、依存症回復支援において世界で効果があるとされている、心理療法やプログラムを積極的に導入しています。また海外施設へスタッフを派遣し、海外施設からのスタッフ招聘など交流も行っています。
昨年10月に日本初開催 リチャード・モス医師による「マンダラ・オブ・ビーイング™認定コース」へ更なるスキルアップを目指したトレーニングを目的とし、日々プログラムに関わっている私たちスタッフも参加をしました。
薬物、ギャンブル等の依存を止め続けるには何が必要か?そのためには今、この瞬間の自分に満足できるかということが重要だと思います。
そもそも自分が今、何を感じているのか?ということがよくわからないという人も少なくありません。今を生きるとはどういうことなのか?依存症の人達は将来のことに対しての不安や過去自分がやってきたことに対しての罪悪感や恨み、そういったことを抱えて生きている人が多いのも事実です。
マンダラワークではそういった今この瞬間から自分を遠ざけてしまっている状態に意識を向け、体全体を使い身体的感覚から理解を深めてゆきます。今を生きるためにまず、今を離れている状態を認識すること。大切なことは頭の中だけでなく体全体を使うということです。
実際にワークを始めてみると、初めは自分が何を感じているのかといったことを、言語で表現する事にとまどったり、抵抗したりすることもありますが、徐々に皆、自分の話をしてゆくようになります。
将来のことや、過去のこと、誰かのことで頭がいっぱいになっているときに自分にどんな制限を設けているのか?「自分はろくでもない人間だ。」「相手の期待に応えるべきだ。」そういったことを思いこんで制限を自分に課している時の自分の身体感覚や、感情がどのようになっているのか問いかけてゆきます。
依存症治療共同体 ワンネスグループの回復支援施設を利用しているクライアントの感想からも不快なことに踏み込んでゆく感覚があったという声も多く出ました。
マンダラワークの目的の一つとして、自分の不快な感覚を感じる意欲を持つこと。そしてそれに好奇心を持って新しい強い感覚へと踏み込む、そしてそこで自分の身体感覚、感情をゆっくりと感じきるということがあります。
そこで感じることは、まぎれもなく、その人の中で起きていることであり、そこから強力な気づきを得られる可能性も秘めています。自分と向き合うこと、自分と繋がるということ。そういったことをダイナミックに感じられることがマンダラワークの特徴です。
依存症治療共同体 ワンネスグループのプログラムは学びへの冒険です。気づきを得られるプログラムを充実させること。そして変容を遂げた人がその経験を伝達し、輪を広げてゆくことが依存症治療共同体の文化となっています。
依存症治療共同体 ワンネスグループ 一般社団法人GARDEN スタッフ 川端理之
ワンネスグループは2017年も素晴らしい講師陣を招聘し、自分と向き合い、生きる勇気が湧いてくるワークショップを企画しています。
人生を旅するすべての人へ 『人生は英雄の旅。あなたが人生の英雄になる。さあ、旅立とう。』
<2017年7月15日(土) Hero’s Journey Conference JAPAN 2017>
~本当の自分を生きる。人生のヒーローになる。~
「ヒーローズジャーニー=英雄の旅®」の専門家たちが多数来日。ヒーローズジャーニーと人生成功の秘密について語り尽くす1日! 日本初のイベントです。
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・先天的身体障害をものともせず、アフリカ、南米最高峰、キリマンジャロ、アコンカグア登頂に成功した、カイル・メイナード。
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・14歳で単独ヨット世界一周に出航、史上最年少16歳で達成した、ローラ・デッカー。
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・世界中の神話から「英雄の旅®」を見出した神話学者ジョーゼフ・キャンベルの盟友。ジョーゼフ・キャンベル財団 創設者/代表、ロバート・ウォルター
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・映画ファインディング・ジョー「英雄の法則」監督、パトリック・ソロモン
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・神経科学とユング研究の第一人者/博士、リチャード・グレイ
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・ヒーローズジャーニーを応用する異文化理解の先駆者 ジュディス・ディロージャー
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<2017年11月19日(日) ヴィヴィアン・ハー氏 講演会>
子どもの奴隷労働問題解決のために、家の前で始めたレモネードスタンドがSNSを通じて拡散し、世界を動かした12歳の少女。彼女が来日し、私たちにメッセージを届けてくれます。
情報は随時、依存症治療共同体 ワンネスグループ ホームページでお届けいたします。お見逃しなく!
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