
2026.06.02
神戸刑務所薬物脱却プログラムで伝えた、生き直しの希望
神戸刑務所から、薬物依存離脱プログラムの指導をしてほしいとのご依頼をいただきました。
これまでにも月に一度、仮釈放を目前に控えた方々を対象とした更生座談会にお招きいただいていましたが、薬物依存離脱プログラムとして関わらせていただくのは今回が初めてです。
実は11年前、この神戸刑務所でプログラムを受けていたのは私自身でした。
当時の私は、自分の人生がこの先どうなっていくのかも分からず、目の前の現実と向き合うことで精一杯。
まさか11年後に同じ場所へ戻り、今度は支援する立場として話をすることになるとは想像もしていませんでした。
あの頃の自分に向かって語りかけるような、不思議な時間でした。
もしあの時、「未来からの招待状」が届いていたのだとしたら、その答え合わせをするような一日だったのかもしれません。
生き直しの道は決して平坦ではありません。しかし、人は変わることができます。そして、生き直すことができます。
多くの方との出会いに支えられながら、一歩ずつ歩みを重ねてきた結果、こうして再びこの場所に戻ってくることができました。
過去を消すことはできませんが、その経験を誰かの希望につなげることはできると信じています。
11年前には想像もできなかった景色の中で、今こうしてたくさんの幸せを感じながら生きていることに感謝しています。
人生は本当に奥深く、そして捨てたものではありません。
これからも、一人でも多くの方が自分らしい人生を取り戻せるよう、生き直しの歩みに寄り添っていきたいと思います。
奈良GARDEN ディレクター 平山圭吾
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