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ワンネス財団活動ブログ

2019.11.30

「ダメ。ゼッタイ。」でも使い続けた、あの頃の私には何があったのか? ~高校生向け 薬物乱用防止講演会から~

今回の活動ブログは、若い世代に向けた依存症予防のメッセージがテーマです。
 
薬物やアルコールなどの依存症回復支援施設「奈良GARDEN」スタッフの川端理之が、先日大阪府内の高校で担当した薬物乱用防止講演会についてレポートします。
 

 
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ワンネスグループの各施設には、地元や近隣の自治体や学校などから講演やセミナーの依頼を頂いています。
 
今回のブログでは、今年10月に大阪府立伯太高校で行われた薬物乱用防止講演会の様子を紹介させていただきます。
 
講演会には約250名の生徒さんが参加され、「薬物を使用することでどのような経験をすることになるのか」、そして「薬物に手を出してしまう人の状態」について、私自身の経験などを織り交ぜながら講演させていただきました。
 

 
 
元々は薬物を使って生きていこうなんて考えはなく、学生時代はスポーツに熱中していた青春時代がありました。その当時は、薬物を使用することなど別世界の事で自分には関係ないという考えがあったことから、乱用予防に必要な知識はほとんどありませんでした。
 
だからこそ、今回参加された高校生の皆さんには「自分には関係ないことと考えず、予防に必要な知識を身に付けて欲しい」と話しました。
 
 
そして、私が薬物乱用から依存に至っていった、心理的な背景について話しました。
 
幼いころから、何となく生きていたこと。
 
進学することや社会に出て働くことも、何かのレールに乗って自動で進んでいるような感覚があったこと。
 
そうして生きているうちに慢性的な虚しさがあり、心に穴が開いているような、満たされない、欠けた状態を感じていたこと。
 
そのような状態の時に、薬物が私の目の前に現れ、手を出してしまった。
 
薬物を使うと、自分の欠けている部分を埋めてくれるような満たされた感覚になり、やめられなくなったこと。
 
・・・そうして薬物を使い続けることで様々な問題を引き起こし、どうしようもなくなった。
 
 

 
 
私自身の経験のほかに、施設を飛び出して薬物を再使用した結果片足を失うことになったメンバーの話や、施設を飛び出した結果死んでしまったメンバーの話を通して、薬物を使い続けるとどうなるのかという事実をありのままに伝えました。
 
薬物を使用し続けることで障害が残ってしまうことや、死に至るということ、残された人達がどんな思いをするのか、そして薬物を使っている本人がどのような思いをしているのかを、若い世代の人たちに伝えたかったからです。
 
 
そして、高校生の皆さんに何よりも伝えたかったことは、「自分を大切にする」ということ。
 
自分の心の状態を健康に保つことが、本当の意味で予防に繋がること。
 
自分の想いや考えを大事に表現してほしい。
 
自分の人生を生きること。
 
 
若い世代の皆さんに対して、このような形で表現ができる機会を与えていただけたことに感謝しております。
 
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・依存症全般についての基礎的な理解
 
・アルコール、薬物、ギャンブル、インターネットゲームなど、依存対象別の内容
 
・当事者経験を踏まえた「依存脱却」「予防」などの考え方
 
・学生など若い世代に向けた「自分らしい生き方」「心の」についてのメッセージ
 
・家族や援助職者の本人への関わり方
 
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