心身の回復とウェルビーイングな生き直しをワンネス財団 ONENESS GROUP FOUNDATION心身の回復とウェルビーイングな生き直しをワンネス財団 ONENESS GROUP FOUNDATION心身の回復とウェルビーイングな生き直しを。

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ワンネススタッフ

生き甲斐とともに
使命を歩むスタッフの声

私たち財団スタッフにとっても、ポジティブ心理学をベースとしたWell-Being理論との出会いは、
自分の強みを改めて再確認し、生き甲斐を持ってよりよい人生を生きる原動力となっています。

ここではスタッフが、ウェルビーイング理論の実践やエモーショナルリテラシーの獲得によってどのように変化したか、また成長を実感しているかについてお伝えします。

今、生きづらさや問題の渦中にあるご自身やご家族へ、回復と成長の後押しになることを願って。

伊藤 宏基

伊藤 宏基

一般財団法人
ワンネス財団共同代表

ポジティブ心理学をワンネス財団のカリキュラムとして導入する過程の中で、スタッフである私たちが、まず率先して学びました。Well-Being理論やエモーショナルリテラシーを学ぶなかで、生きているすべての場面で「自分を大切にできるようになった」と感じています。

今まで、依存による生きづらさの回復支援に長くたずさわり、既存のカリキュラムにも真剣に取り組んできました。人生においては「間違えてはならない、正しくあらねばならない」という価値観に回復の基軸をおいてきましたが、今は視点が変わり、「自分は自分であることだけでOK」と考えられるようになりました。自分の人生はとことん自分で舵を取り、幸福についてのみ考え、外的な何かで紛らわすのではなく、内的なコアの部分で充足を味わえるようになりました。

ワンネス財団はTC(治療共同体)のスタイルのため、スタッフ、クライアントが一緒にカリキュラムに取り組めることもメリットです。私自身はグループ代表としてスタッフへの感謝の気持ちが今まで以上に高まりましたし、組織の結束も強くなりました。

人生に対する視点が変わると、出会いも変わります。今、一緒に成長を歩んでいるクライアントはもちろんですが、今はまだ問題の渦中にいる方に、今後もより一層、回復と成長のカリキュラムを届けたいと思います。

三宅 隆之

三宅 隆之

一般財団法人
ワンネス財団共同代表

ポジティブ心理学生みの親であるマーティン・セリグマン博士が「Authentic Happiness(オーセンティック ハピネス)」という本を著しているように、矢澤会長のセッションなどを通してこのカリキュラムと出会ったことによって「本質的な意味での幸せ」があるのだということ、準備を行い、成長の旅を続けていく中でその幸せを手にできるということを知りました。

日々の生活を送る中で感じるネガティブな感情…、心の痛みを回避しようと、かつての私はギャンブルや酒を使ってきたわけですし、その後は仕事(とはいっても重要なものではなく雑事)で手を一杯にしたり、他人(妻、職場の同僚、まったく関係ない人にまで!)の言動に対して囚われたりと、結局はずっと何らかに依存してきました。

自身の核を持たずに、子どものころからずっと周囲から浸食されているような感覚を持ち、それを許してきた人生。かつては、そのように適応して生きないとならなかったのですが、しかし、それが本当の幸せかと、問いを立てたときに、ポジティブ心理学の様々なメッセージが時に優しく、時に脳天を撃ち抜かれるようにやってきました。

痛みを回避せず、痛みを感じそうな状況にバリアを張らず、その奥にあるメッセージに耳を傾ける。いまできることにとことん取り組む。周囲から見て、人と比べて良い・悪いという判断を止め、自分の魂の声に忠実に生きる。
人生はらせんを描くように宇宙へと向かっている。そんな俯瞰した見方のなかで、かつてはいつもビクビクと生きていて、人生を人まかせにしていた自分から、幸せに向かって自律していく生き方へと舵を切っている自分が見えました。

また、当財団役員やディレクター陣での年始からのセッションを通して、特に若手スタッフが、自身の強みを大きく発揮していくなかでグループ全体の空気感が変りました。表面的な制度変更ではなく、そもそもの話として、それぞれがそれぞれの魂と繋がることがどれだけの力を起こすかを目の当たりにしています。

位田 忠臣

位田 忠臣

ワンネス財団九州沖縄地区代表

ポジティブ心理学でも、既存の回復カリキュラムでも、自分の中に指標があって、比較することでしか、自分の回復や成長の度合いを測れないのは変わりませんが、それらはあくまで他人の指標であって、それが評価の本質ではないと感じています。

今までの私には「自分にできるのだから、あなたにもできる」「できないのは努力が足りないから」と、「やればできる」を無理矢理押し付けてしまうところがありました。しかし今はアプローチが変わり、相手のすばらしい点や強みにフォーカスすることで、どのような変化がグループ全体におきるのか楽しみです。

施設においては、ポジティブ心理学を導入したことによって、クライアントの可能性が大きく飛躍したと感じています。たとえば当財団には自分を表現することで回復や成長をサポートするダンスカリキュラムがありますが、企画、練習、リハ、本番と、以前よりもクライアントが主体となって活動が行われるようになっており、具体的な変化を感じています。

池田 秀行

池田 秀行

ワンネスの里ディレクター
日本ファミリーインタベンションセンター代表

以前の私は、不安やネガティブなことに対面した時、メンターに話を聞いてもらうなど杓子定規な方法を取っていました。今、思うと、一時的にやり過ごしていたと感じます。ポジティブ心理学を学ぶようになって、自分自身にわきあがるネガティブな感情を一度受け止めて内省し、手放せるようになり、今までとは違う選択ができるようになりました。またネガティブな感情を否定せず、それが何を自分に伝えようとしているのか考えられるようになりました。

私は怒りの感情が強いタイプで、アンガーマネジメントが自身のテーマでした。今までは怒りのままに相手を理屈で論破しようとすることもありましたが、今は、怒りの感情によって、自分自身の何が満たされていないのかをフォーカスして、自身を客観視し、コントロールができるようになりました。不安や怒りの感情を、自分が成長するための機会ととらえられるようになってきました。

具体的な変化や成長は、生活や人生においても見られます。例えば今までは不安やネガティブな感情は「タバコを吸いたい」という衝動とセットでしたが、今はタバコを手放すことができました。「タバコを吸いたい」という気持ちさえもウエルカム、「どんと来い」と受け止められています。20年交流がなかった父と、今年になって交流が持てるようになりました。自分自身でも大きな一歩が踏み出せたと実感しています。

人生の局面において、誰かの考えや意見に耳を傾けることは大切です。しかし、最後に決断するのは自分自身であることを、ポジティブ心理学の体験の中で感じています。

川端 理之

川端 理之

奈良GARDENディレクター

ポジティブ心理学を学ぶなかで、以前はポジティブとは楽しいとかワクワクすることだと思っていたことが、実はそれは一時的なもので、ポジティブとネガティブの両方があってこそ本質的に「幸せを感じる力」が育まれると理解できるようになりました。

とくに「ネガティブな感情を感じきる」ということが、私にはしっくりきている点です。以前はネガティブな気持ちから目を背けていたのが、その気持ちを受け止めることで、「本当は自分はどうしたいのか」と真の気持ちにアクセスできるようになりました。ネガティブな気持ちと向き合うことで、自分の全体が循環するといったらいいでしょうか。以前はできなかった自己受容ができるようになったことで、結果的に自分の本質が成長できるようになったと思います。

島辺 岳志

島辺 岳志

沖縄GARDENディレクター

ポジティブ心理学に出会う前から、私は「1日1日を楽しむ」ことを目標にしていました。その中で発想の転換ができるようになったと感じていましたが、ポジティブ心理学を学び始めて、この姿勢がポジティブ心理学にも通じていたことがわかり、さらに学びを深めようという気持ちになれました。

私は問題からの成長を続ける中で、結婚や子どもの誕生を経験しました。今、家族といられるひと時に深い幸せや充足感が感じられています。ポジティブ心理学を学ぶことで、妻との関係性においても変化がありました。家族を大切にできる自分をこれからも尊重していきたいと思っています。

施設の方では、スタッフがクライアントに提供するカリキュラムでも、個々を大切にする姿勢が強まったと思います。日本の教育や文化の特徴だと思いますが、「ダメなところを補おう」という視点が強かったのが、強みにフォーカスできるよう変化していますね。

片桐 淳

片桐 淳

心理カウンセラー

私自身はカウンセリングを実施する時に、クライアントへの提案にポジティブ心理学の考え方を積極的に取り入れるようになりました。

以前は精神的に弱っている方に「次回のカウンセリングまでに、こんなことをやってきてください」と提案しても、次にお会いした時、「やろうと思っていたけどできなかった」「やる気力がわかなかった」ということがほとんどした。カウンセリング中に改善があったとしても、日常の生活に戻ると持続できず、次のカウンセリング時には元に戻っていたり、逆に落ち込んでいたりすることがありました。

それが今は、Well-Beingが高い状態でいる工夫を毎日続けてもらうことで、「この間いわれたあれをやってみようかな」「言われたことだけでなくて、誰かと会ってみようかな」といった変化が生じるクライアントも表れています。

もちろん、ポジティブ心理学のアプローチだとしても、精神的に落ち込んでいる人クライアントへ「何か楽しいことをやってみよう」とか、「幸せについて考えてみよう」などと提案しても、なじまない方もいらっしゃいます。依存問題当事者の家族には「あの人が今、問題を抱えているのに、自分だけがWell-Beingを高めるようにしても…」と言われる方もいます。しかし「本人の状況とは別に、家族も自分のWell-Beingを高めることが大切なんですよ」と伝え続けていると、後になって「片桐さんが言われていたことが正しいとようやくわかった」と言っていただけるケースが増えました。

ポジティブな状態にいると視野が広がって、アイデアもわくし、いろいろやってみようという意欲もわいてきます。逆にネガティブだと選択肢が集中して、考えることが同じになってしまいます。カウンセリングを受けていただく上でも、Well-Beingが高い状態にいることはとても大切です。ご家族には

ワンネス財団のクライアントで問題を抱えている当事者も、ポジティブ心理学によって積極性が高まっている方が増えているように感じます。クライアントが話す言葉にもポジティブ心理学の要素があるワードが使われるようになりました。Well-Beingを意識した言葉が増えて、「とらわれている」などのネガティブな状況を表す言葉が減りましたね。またレクリエーションのカリキュラムひとつをとっても、Well-Beingを高めるという目的がはっきりしてきたと思います。

木村 勇也

木村 勇也

エモーショナルリテラシーセンターディレクター

ポジティブ心理学を通して、これまで表現できなかった部分を明確に捉えて表現できるようになったと実感しています。それまでの12ステップではネガティブ因子について改善しようというアプローチが多かったのですが、ポジティブ心理学に触れたことで、自分という存在の全体像、輪郭を捉えられるようになりました。ネガティブな感情を自分で受け止めて触れることで、ポジティブな部分を持った存在であることを尺度を持って測れるようになりました。またSPIREモデルを使うことで、スキルとして自分の状況を客観的に見られるようになりました。ポジティブとネガティブの両極を知るからこそ、自分という全体像を知ることができると思っています。また自分が抱く感情に関して「よい悪い」で判断することが減ってきました。

私は10代や20代の若い人向けに講演などをさせてもらうことがありますが、その時にも「自分を知り、自分の強みに気づくこと」の大切さを伝えています。何か問題を抱えているという捉え方ではなく、どうしたら自分の力を発揮できるかという目線で話ができるように変化しました。自分自身への言葉がけやアプローチが変わったので、講演などでの人に対してのメッセージやアプローチが変化してきたのだと思っています。

自分の持っている世界観を深めていく、知っていくことのプロセスは、学校の勉強や、親や教師からのこうあるべきという価値観の中だけでは学べないこともあります。大人から見れば失敗に見えることでしか学べないこともあるかと思うので、いろいろな経験や失敗を含めて、今しかできないことをチャレンジしてほしいと伝えるようにしています。

施設のクライアントにおいて、これまでは「○○すべき」という思考が強く、誰かの考えや周囲に合わせてしまい、自ら考え、決断し、実践するという姿勢を持つ方は少なったように思います。ですが、ポジティブ心理学や「プレゼン形式」を通して、自ら学び、考え、表現するために創造する時間が増えました。また各々がオリジナリティを追求しようと変化しているように感じます。問題に焦点を当てて至らない点を探そうとするのではなく、どうしたら解決できるかや、どうしたら実現できるかという視点を持つクライアントも増え、個々の使う日々の言葉がけにも変化が表れています。

泉 圭介

泉 圭介

ワンネス財団沖縄 ディレクター

20数年前に薬物依存から回復のなかで自助グループを知り、9年ほど前にワンネス財団につながりました。私にとって自助グループの存在は安心で、自助グループという存在が大好きでした。そこに自分の居場所があったと思っています。

1日の終わりに自助グループへ行って、自分のネガティブな弱点を話して、そこに共感をしてもらったり、12ステップの中で振り返りをする。その時は少し、ラクになったような感覚は覚えるのですが、次の日になると、また同じような「できごと」が起こります。何かあっても、自助グループですっきりはするのですが、次の日になると、またネガティブな気持ちに囚われる。毎日がそのくり返し。よく考えたら、自助グループもクスリのような役割なんですね。変わっているようで変われていませんでした。

以前も仕事が忙しくて自助グループに行けない日もありました。そうなると心の状態が悪くなるんですね。心の状態の悪化は自分自身の心の持ちようのはずなのに「自助グループへ行っていないから、さぼっているから悪くなった」と、原因を外に求めていました。

それがポジティブ心理学を学ぶようになってからは、心がネガティブになっている状態を、「そんな時もあるよな」と受け入れられるようになりました。「こんな自分じゃダメだ」という考え方をしなくなりました。ポジティブ心理学はわかりやすいところがいいところですね。

クライアントにも変化が表れています。ネガティブな思考が強く、ひどく落ち込みやすかった方が、自分の存在意義や目的に気づき、笑顔を取り戻してくれています。